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文字入力用キーボードにかぶせると、音楽用MIDIキーボードになるダンボールキット

 ユードーは、文字入力用キーボードを音楽用のMIDIキーボードに変化させるダンボール製の組み立てキット「KAMI-OTO」を発表した。クラウドファンディングを活用した製品化を予定。米アナハイムで現地時間の1月19日から開催された「The NAMM Show」にも出展した。

文字入力用キーボードを音楽用のMIDIキーボードに変化させるダンボール製の組み立てキット「KAMI-OTO」

 ユードーは、ゲームソフトやスマートフォン向け音楽アプリの開発・販売を手掛けている。「KAMI-OTO」は、文字入力のための一般的なキーボードを、音楽用のMIDIキーボードに変化させるもの。

「KAMI-OTO」をキーボードの上に設置したところ

 30分で完成するというA4サイズのダンボール製キットを組み立て、タブレットなどに接続したキーボードの上に乗せ、ダンボールの鍵盤を押す事で、演奏やシンセサイザーの音作り、音楽ゲームなどが楽しめる。The NAMM Showでは、対応するピアノアプリとして「ピアノ レッスン PianoMan for KAMI-OTO」が展示された。

 簡素なダンボール製組み立て鍵盤であるため、「既存の鍵盤楽器と比べてお求めやすい価格であることから、今後、クラウドファンディングを利用した世界中の音楽クリエイター・音楽ゲームファンへの提供と、新興国に向けて楽しく学べる音楽教育のためのソフトウェア開発事業を邁進させる計画」だという。

 ユードーではほかにも、ミュージシャン向けにオーダーメイドで開発するシンセサイザー「NEUMAN」シリーズを手掛けており、そのスリム型として、アルミフレームを採用し、CPUやオーディオボード、鍵盤の交換も可能な「NEUMAN-2」も発表している。

NEUMAN-2