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「トルネード・イコライザー」2基で中域が向上した、欅+チタン筐体イヤフォン

 音茶楽は、欅(けやき)の芯材を採用したイヤフォンの新製品として、独自の「トルネード・イコライザー」を2基搭載した「Donguri-欅Ti Plus Dual(KEYAKI Ti Plus Dual)」を試験販売する。価格はオープンプライスで、音茶楽Sound Customizeでの価格は、既存の「Donguri-欅TiPlus」と同じ52,500円。2月18日に東京・中野サンプラザで開催される「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研)」の音茶楽ブースで少量を販売し、それ以降は音茶楽の店舗で試験販売を継続する。

Donguri-欅Ti Plus Dual(KEYAKI Ti Plus Dual)

 カナル型(耳栓型)イヤフォンが外耳道を塞ぐことによって生じる6kHz付近の共振を抑えるという同社独自のトルネード・イコライザーを初めて2基搭載したことで、3kHz~12kHzの帯域の音圧を抑え、より聞きやすい中音域を実現し、低音域から超高音域までスムーズなつながりの周波数特性を実現したというモデル。トルネード・イコライザーにはハイレゾ対応仕様の大口径タイプを使用している。

内部構造

 トルネード・イコライザーの数以外は従来モデル「Donguri-欅TiPlus」と共通で、エレメントには、アコースティック・ターボ回路を装備。「シングルエレメントの利点を生かしながら超低音域から超高音域までスムースに再現する」としている。

 ドライバユニットは、010e005型エレメントを採用した10mmのダイナミック型で、液晶ポリマープロテクター&フレームの採用により、不要な振動を抑えたクリアな中高域を再現可能としている。

 筐体のフロント部分に純チタンを、リアには木材の中でも音の伝わる速度が最も早く響きが美しいという欅の芯材を採用。飛騨高山で、オークヴィレッジの職人が手作りで仕上げている。

チタンと欅の芯材を使用

 周波数特性は5Hz~40kHzでハイレゾ対応。出力音圧レベルは106dB/mWで、最大入力は200mW。インピーダンスは18Ω。

 プラグは3極のステレオミニだが、プラグから分岐部までのケーブルには、左右のグランドが独立した4芯構成を採用。左右チャンネルのグランドを分離したことでセパレーションを高めたという。重量は約19g。木製収納箱やL型接続コードが付属し、同梱のイヤーピースは従来のComplyに加え、SpinFitも付属する。

木製収納箱も付属