ニュース

エソテリック、コネクタ外装変更で10万円台にした7N銅電源ケーブル

 エソテリックは、高純度銅導体「D.U.C.C. 7N Cu」を採用したオーディオ向け電源ケーブルのスタンダードモデル2種類を3月1日より発売する。価格は、「7N-PC5500STD」が10万円。ノイズ対策を強化した「7N-PC7500STD」が19万円。長さは各1.5m。いずれも100本限定生産となる。

7N-PC5500STD

 三菱電線工業による7N(99.99999%)の高純度銅「D.U.C.C. 7N cu」を主要導体にした電源ケーブル。2012年発売の「7N-PC7500」(24万円)や「7N-PC5500」(15万円)とケーブルおよびコネクタ部導体は同じ。コネクタ外装を簡素化したスタンダードモデルで、価格を従来品より抑えた。

 7N-PC5500STDは、7NCu素線100本を撚り上げた2芯にスーパーアニール4.5NCu線100本を撚ったものを加えた3芯構造。内部シースには被覆とは振動モードの異なる高分子ポリオレフィン樹脂を採用している。外被覆は耐UVポリウレタン。

 上位の7N-PC7500STDは同じ中心導体と外被覆だが、ノイズ対策強化のため内部シースの素材を変え、カーボンを練り込んだハイブリッド高分子ポリオレフィン素材とタングステン/アモルファス粉体を使用。さらに二重のシールドを設けた。これにより「濁りのない広大なダイナミックレンジ、力感みなぎる低域再生を獲得した」とする。

7N-PC7500STD

 コネクタはどちらもオヤイデ製カスタム仕様。接点部にベリリウム銅を採用し、銀とロジウムの2層メッキを施して高い音質と耐久性を追求。ブレードは熱処理で剛性を高め、耐荷重8kgを実現。堅牢で制振性能に優れたポリカーボネート製ケースも使用している。

 特注でケーブル延長も可能で、追加料金は7N-PC5500STDが24,000円/0.5m、7N-PC7500STDが54,000円/0.5m。