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テスラドライバ搭載、beyerdynamic新イヤフォン「XELENTO REMOTE」は約12万円
2017年3月8日 14:51
ティアックは、テスラドライバを搭載した独beyerdynamicの新イヤフォン製品「XELENTO REMOTE」(エクセレント リモート)を3月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12万円前後。
2009年に登場したフラッグシップモデル「T1」に搭載された、1テスラ(=10,000ガウス)を超える強力な磁束密度を生み出すテスラテクノロジーを投入したイヤフォン。2月18日に開催されたイベント「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研 2017冬)」で概要が明らかになっていたが、詳しい情報が公開された形となる。
長年の研究によって開発された小型化技術を使い、テスラテクノロジーを投入したイヤフォンを実現。「テスラテクノロジー最大の特長である、高い解像度、広いダイナミックレンジがモバイル環境で楽しめるようになる」という。
ドライバのサイズは「T1 2nd Generation」の1/16。再生周波数帯域は8Hz~48kHz。インピーダンスは16Ω。出力音圧レベルは110dB。
なお、テスラテクノロジーを導入したイヤフォンとしては、Astell&Kernとbeyerdynamicがコラボした「AK T8iE」という製品も存在するが、「XELENTO REMOTEの為に再び開発されたテスラドライバ」を搭載しており、「AK T8iE」とも音はまったく異なるという。
「ジュエリーを連想させる」というデザインで、ドイツ工場においてハンドメイドで生産。装着感も追求した形状になっている。
ケーブルは着脱可能で、イヤフォン側の端子はMMCX。入力端子はステレオミニ。付属ケーブルは3ボタンリモコン付きで、長さは1.3m。リモコン無しのケーブルも1本同梱する。
ケーブルには高純度銀メッキ銅線を採用。外部ノイズを低減するアウタージャケットを採用。信号ロスを抑制し、限りなくピュアな信号伝達が可能という。
ケーブルを除く重量は7g。イヤーピースはシリコンがXS~3XLの7サイズで、Complyイヤーピースも3サイズ同梱。ノズルの先端に取り付ける交換用グリル、キャリングケース、収納ケース、ケーブルクリップなどを同梱する。