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”折り紙構造”で手のひらサイズのVRゴーグル「Micro VR Kit」。飲料や食品の販促に

 DLX、WHITE、電通は共同で、世界最小級というスマートフォン向けVRゴーグル「Micro VR Kit」を開発した。ノベルティグッズとしての活用を想定し、飲料や食品メーカーなど、幅広い企業の販促施策を支援するという。なお、ポッカサッポロフード&ビバレッジが販売する天然炭酸水「ゲロルシュタイナー」にも採用されており、詳細は別記事でレポートしている。

「Micro VR Kit」のドリンク添付イメージ

 企業がユーザーに対して、新たなブランド体験を提供する手法としてVRコンテンツを活用するケースが増加しているが、「Micro VR Kit」は一般的なスマホVRゴーグルと比べ、 大幅に軽量・小型化しているのが特徴。「一般への販売のほか、 今後企業の販促施策やVRを活用した企業の新たなコミュニケーション開発に活かしていきたい」という。

天然炭酸水「ゲロルシュタイナー」に採用された

 開発コンセプトは「ORIGAMI」。折り紙の「折り構造」を活用し、折り畳むことで、紙製のスマホ装着型VRゴーグルとしては世界最小級、手のひらサイズの71×63×20mm(幅×奥行き×高さ)まで縮小できる。蛇腹折り部分を手で引き伸ばすことで、通常のスマホVRゴーグルと同等サイズに広がり、 スマートフォンを取り付けて手軽にVR体験が可能。

蛇腹の部分を引き伸ばすとVRゴーグルになる

 Works With Google Cardboard(WWGC/Googleが定めた品質基準)認証取得の「Milbox」と同じレンズを採用しており、「小型ながら一般的なスマホVRゴーグルと遜色ないレベルの没入感のある映像が楽しめる」とする。展開した際のサイズは157×114×121mm(幅×奥行き×高さ)。本体は紙製、レンズはアクリル樹脂を使っている。対象年齢は12歳以上推奨。