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パイオニア、ハイレゾ対応カースピーカー。最上位Vシリーズや単体ツイータ
2017年5月9日 16:54
パイオニアは、カーオーディオ用カスタムフィットスピーカーのフラッグシップモデル「Vシリーズ」など、ハイレゾ対応の5モデルを6月に発売する。価格は、Vシリーズの「TS-V173S」が60,000円、ハイグレードモデルのCシリーズ「TS-C1730S」と「TS-C1736S」、「TS-C1630S」が各32,000円、単体ツイータの「TS-T730」が12,000円。
フラッグシップ「Vシリーズ」
可聴帯域を超える高域再生とダイナミックレンジの拡大、低歪化により原音に忠実な再生を可能にしたセパレート型のカスタムフィットスピーカー。従来のハイエンドモデル「RSシリーズ」の設計思想を継承し、高音質パーツの採用と、独自のチューニングにより、豊富な情報量で臨場感のあるハイレゾ音源の再生を実現したという。
ツイータは軽量/高剛性のアルミニウム合金製「2.5cmデュアルアークリングダイヤフラム」を採用。応答性の向上と不要共振の抑制を実現している。ウーファは17cm径で、剛性の高い2層構造カーボンファイバーコーンを採用。低域から中高域にかけての応答性を高め、低歪化した。
ネットワーク回路はツイータ部とウーファ部で分離して干渉ノイズを排除。それぞれのネットワークを小型にすることで、コンソール内やシート下など、車両の形状に合わせた取り付けを可能とした。
ツイータには背面まで「しぶき塗装」を施し、ウーファには洗練されたスピン形状のカバーを採用。高級感のあるデザインに仕上げている。
再生周波数帯域は31Hz~65kHz、出力音圧レベルは90dB、インピーダンスは4Ω。重量は、ウーファが0.56kg、ツイータが0.13kg。クロスオーバーネットワークに接続しやすいY型端子や、シングルアンプ接続に対応した分配用コードを同梱する。
ハイグレード「Cシリーズ」
セパレート型で、ウーファやツイータのサイズなどが異なる3モデルを用意。新たにラインナップに加わった「TS-C1736S」は、ダッシュボード上の純正スピーカーの位置にトレードイン取り付けが可能。いずれも、「低クロスオーバーによる広指向特性」と「全帯域にわたる低歪み」をキーワードとしたサウンドコンセプト「Open & Smooth」を踏襲している。
ツイータのサイズは、TS-C1730SとTS-C1630Sが2.9cm径、TS-C1736Sが4cm径。ウーファは、TS-C1730SとTS-C1736Sが17cm径、TS-C1630Sが16cm径。
ツイータはアルミニウム合金製のバランスドドーム型。振動板への伝達ロスが少ない「頂点駆動方式」により、信号への応答性を高めている。さらに、磁気回路から伝わった振動板の動きをより正確に制御する「キングコートエッジ」を採用した。ウーファは、剛性の高い2層構造のアラミドファイバーコーンを採用する。
TS-C1730SとTS-C1630Sのツイータにはロータリー機構を採用し、車室内の形状に最適な角度に調整できる。TS-C1736Sのツイータは、幅広い車種のダッシュボードの純正スピーカー位置へ取り付け可能。同梱の変換ケーブルと、小型化した「インライン クロスオーバーネットワーク」により、純正車両配線を活かしてスムーズに接続できるという。
TS-C1736Sは、ネットワークをツイータ/ウーファ別体にすることで、バイアンプ接続にも対応する。車種専用のツイータ変換ケーブルも付属する。
TS-C1730S、TS-C1630Sには、純正車両の配線を活かして接続できるワンタッチ接続アダプタを同梱。さらに、TS-C1730Sはピラーの純正ツイータ位置へトレードインで取り付けられるブラケットも付属する。
再生周波数帯域と出力音圧レベルは、C1730Sが33Hz~64kHz、90dB、C1736Sが33Hz~65kHz、90dB、C1630Sが35Hz~64kHz、89dB。インピーダンスは、いずれも4Ω。
ウーファ/ツイータの重量は、C1730Sが0.78kg/0.06kg、C1736Sが0.78kg/0.22kg、C1630Sが0.64kg/0.06kg。