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シャーププロジェクタ5年ぶりの復活。49cmで100インチの超短焦点型を鴻海と共同開発

 シャープは、約49cmの投写距離から100型の映像を映し出せるレーザー光源採用超短焦点プロジェクタ「PG-LU400Z/LU300Z」を6月下旬より順次発売する。価格はオープンプライス。4,000ルーメンの「PG-LU400Z」は8月上旬発売予定で想定売価は72万円前後、3,000ルーメンの「PG-LU300Z」は6月下旬発売で、57万円前後。

PG-LU400Z

 鴻海精密工業と共同開発し、国内市場向けに5年ぶりのプロジェクタとなる。ビジネスプロジェクタとしては7年ぶり。鴻海が基本設計を行ない、シャープは画作りやユーザーインターフェイスの開発などを担当した。

 49cmの投写距離から100型の映像を表示できるプロジェクタ。スクリーンの前に人が立っても影が映りにくく、またショーウィンドウのような奥行きが限定されたスペースでも利用できる。最大150型まで投映可能で、会議室や学校、商業施設などでの活用を想定している。

 デバイスは0.65型のDLPチップで、画素数は1,920×1,080ドット。輝度はPG-LU400Zが4,000ルーメン、PG-LU300Zが3,000ルーメン。コントラスト比は12,000:1(D-Sub入力、明るさ優先モード)。フォーカスは手動。

 約20,000時間交換不要なレーザー光源を採用。水銀ランプに比べ、約7倍長持ちするため、メンテナンスコストを削減できる。

 入力端子はHDMI×2と、D-Sub 15ピン×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×2(ステレオミニ×1、RCA×1)。出力端子はD-Sub 15ピン×1とアナログ音声(ステレオミニ)×1。USB端子やD-Sub 9ピン、Ethernetなどを備えている。

 騒音はPG-LU400Zが37dB(エコ+静音モード)、PG-LU300Zが33dB(同)。消費電力はPG-LU400Zが467W、PG-LU300Zが370W。外形寸法は509×390×138mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.5kg(PG-LU400Z)、9.9kg(PG-LU300Z)。6月7日から9日まで開催される「デジタルサイネージ ジャパン2017」に出展する。