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シャープ、4K高画質+前面開口スピーカーで音質強化したAQUOS中核機「US45」
2017年6月8日 13:30
シャープは、音にこだわった4K液晶テレビ「AQUOS US45シリーズ」を7月1日より順次発売する。60型「LC-60US45」と55型「LC-55US45」は7月1日発売、50型「LC-50US45」は7月25日より発売し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は60型が33万円前後、55型が28万円前後、50型が23万円前後。
2016年発売のUS40の後継機種で、4K AQUOSの中核シリーズと位置付けられる。高画質やスイーベルスタンド採用による設置自由度の高さに加え、「フロントオープンサウンドシステム」による音質向上も特徴。また、リモコンにYouTubeダイレクトキーを追加し、YouTubeにワンボタンでアクセス可能となった。
4K AQUOSの中核シリーズが一新。60型は広色域化
60/55/50型のいずれも、パネル解像度は3,840×2,160ドット。バックライトはエッジ型のLED。視野角は上下左右176度。HDR映像(HDR10)に対応し、Ultra HD Blu-rayのほか、ひかりTVやNetflixのHDR配信にも対応する。
液晶パネルの表面の反射を低減する「N-Blackパネル」を搭載。外光反射を抑えるため、見やすく、艶やかな黒表現が可能。独自のLEDバックライトシステムで、消費電力を抑えながら輝度を高める「リッチブライトネス」や、地デジ放送で採用されているBT.709を超える広い色域を扱える「リッチカラーテクノロジー」を搭載する。
加えて、60型「LC-60US45」のみ、「リッチカラーテクノロジープロ」を搭載。赤やマゼンタの表現力を大幅に高めているほか、青色の表現も向上。色再現範囲を従来比約10%拡大している。
映像エンジンは「AQUOS 4K-Master Engine PRO II」で、4K映像だけでなく、2Kのハイビジョン放送も高画質に4Kアップコンバートが可能。4Kクリア番組表や4Kウェブブラウザなどの表示も4K対応している。
スピーカーを強化。前面から音を放出
音質面では、オンキヨーと共同で開発した「Sound by Onkyo」仕様で、音を前方向に導くリフレクター構造と前面開口の「フロントオープンサウンドシステム」を採用。特に高域の聞こえやすさを改善した。スピーカーは、サブウーファとフルレンジからなる2.1ch構成で、出力は35W(10W×2+15W)。
フルレンジユニットはオンキヨー製で、US40のスピーカーから銅キャップの追加やメインマグネットの磁力強化を行ない、高域の音圧アップや低域の質感向上などが図られた。
また、60型の「LC-60US45」は、サブウーファもオンキヨーと共同開発。マグネットの大型化やダクト構造の改良により、低域の音圧を向上し、再生帯域も拡大している。また、リスニングエリアを拡大する音質補正技術「eilex PRISM」も搭載。自然な広がり感や奥行き感、明瞭度を改善している。
スタンドはUS40のスクエアなデザインから、アーク状(円弧ループ)デザインに変更したが、スイーベル機構は引き続き採用。視聴位置にあわせて画面角度を左右に調節できる。
チューナは地上/BS/110度CSデジタルの3波対応。USB HDDを接続して録画も可能。別売のBDレコーダ「AQUOSブルーレイ」の対応モデルと連携する事で、AQUOSで視聴中の番組を最大90分さかのぼって再生できる「AQUOSタイムシフト」に対応する。
ネットワーク機能も備えており、NetflixやひかりTV 4Kなどの4Kサービスに対応。YouTubeやHuluの視聴が可能で、YouTubeについては、リモコンの「YouTubeダイレクトキー」からワンボタンで起動可能。さらにCast機能を使って、スマートフォンからのテレビ電源起動にも対応する。
入力端子はHDMI×4、コンポジット×1、アナログRGB×1。出力端子は光デジタル音声×1、アナログ音声×1、ヘッドフォン×1。USB×2(USBメモリ用×1、USB HDD用×1)やEthernetを装備する。
消費電力は60型が約250W、55型が約220W、50型が約190W。外形寸法/重量は、60型が135.4×34.1×84.9cm(幅×奥行き×高さ)/約34kg、55型が123.1×34.1×79.4cm(同)/約29kg、50型が112.6×27.1×71.9cm(同)/約22kg。