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JVC、4K/120Hz入力に対応した4K D-ILAプロジェクタ「DLA-VS4500」

 JVCケンウッドは、4K D-ILAデバイスとレーザー光源「BLU-Escent」を搭載した業務用4Kプロジェクタ「DLA-VS4500」を6月上旬より受注開始、9月上旬より出荷する。価格はオープンプライスで、「販路・業種によって異なる」としている。

DLA-VS4500

 民生用のネイティブ4Kホームシアタープロジェクタ「DLA-Z1」(350万円)をベースに、輝度センサーを用いて自動的に明るさを一定に保つ「輝度一定モード」や、動きの速い4K映像も1秒間に120コマで表示できる4K/120Hz入力に対応するなど、業務用途向けの各種機能、性能を搭載した。

 D-ILAデバイスは0.69型/4,096×2,160ドット、アスペクト比は17:9でDCI 4Kに対応する。コントラストは12,000:1。レーザー光源と新デバイスの採用により、色域やコントラスト表現力を向上。BT.709カバー率は100%。レンズは別売。

 光源はレーザーを採用した「BLU-Escent」で、ピーク輝度は3,000ルーメン。青色レーザーと固定式の無機蛍光体を使用しており、高信頼性や長寿命(2万時間)が特徴。専用センサーで光源の明るさを一定に保つ「輝度一定センサー」を搭載し、業務用の長時間使用時の調光作業を低減する。

 4K/120Hz入力に対応し、動きの速い4K映像もなめらかに再生。映像信号の低遅延化も図っており、各種シミュレータなど映像の追従性が求められる用途でも使用できるという。動画ぶれを改善する「Clear Motion Drive」やD-ILAドライブの駆動を最適化する「Motion Enhance」により、残像感を低減する。

 2台以上の複数画面表示時に、つなぎ目を重ねて輝度をあわせる「エッジブレンディング」や別売キャリブレーションソフトウェアを用いた「カラーマッチング」に対応する。

 入力端子はDisplayPort×4。制御用のRJ-45、RS-232C、Wired Remote(USB TypeA)なども備えている。消費電力は750W。外形寸法は500×719×235mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約35kg。