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オーテク、スマホのハイレゾ音源を車で聴けるDSD対応DAC/トランスポート

 オーディオテクニカは、カーオーディオ用のハイレゾ再生対応USB DAC/デジタルトランスポート「AT-HRD500」を6月28日に発売する。価格は7万円。

AT-HRD500

 USBと光/同軸デジタル入力を備え、スマートフォンやパソコン、デジタルオーディオプレーヤーなどの音源を、カーオーディオにデジタル/アナログ出力して聴けるトランスポート/DAC。'15年発売の「AT-HRD5」からの機能強化として、新たに5.6MHzまでのDSDも入力可能となり、PCM変換して出力される。PCMは384kHz/32bitに対応(同軸/光デジタルは192kHz/24bitまで)。

 DACチップはESS製「ES9018K2M」。I/V変換回路には、TI製の低歪み/ローノイズオペアンプ「LME49720」を搭載する。SAVITECH製のUSBオーディオIC「BRAVO-HD SA9123L」を採用し、「ハイレゾ音源の持つポテンシャルを最大限引き出す」という。WIMA、NICHICON、OS-CONの音響コンデンサーも搭載する。

 アシンクロナス方式対応のUSB DACとして利用し、スマホなどのハイレゾ音源をアナログ変換してカーオーディオ/カーナビへ出力可能。DAC出力レベルの切り換えスイッチも備え、接続する機器の入力レベルに合わせて選択できる。

 デジタルのままで光/同軸から出力することも可能で、旭化成エレクトロニクスのサンプリングレートコンバータ「AK4137EQ」を搭載。外部のDSPやパワーアンプを介して車載スピーカーなどで聴ける。

 3つのデジタルフィルターを切り換えられるスイッチも搭載。ファーストロールオフ リニアフェイズ、スローロールオフ、ファーストロールオフ ミニマムフェイズから選べる。

 入力されたデジタル信号のサンプリングレートとフォーマットを6段階で表示するサンプリングインジケーターを装備。外形寸法は166.5×142×28.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約730g。

接続例