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スマホの写真や動画を保存/共有、インスタ投稿できる1TB NAS「Fotogenic」

 アイ・オー・データ機器は、スマートフォンなどで撮影した写真や動画を直接取り込み、外出先からのアクセスやInstagramへの投稿などが可能な1TBのフォトストレージ用NAS「Fotogenic」(フォトジェニック/HLS-PG1)を7月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は17,800円前後。

Fotogenic(HLS-PG1)

 スマホやデジタルカメラの写真/動画を、パソコン不要で取り込めるNAS。スマホからはUSBケーブルでダイレクトに保存できるほか、本体上部にSDカードスロットを備え、SDカードからの取り込みも可能。取り込み中はLEDランプが点滅し、完了すると点灯に変わる。スマホ接続時は転送しながら充電も行なえ、最大1.0Aの高速充電に対応する。

 取り込んだファイルはスマホなどで見られるほか、DLNA対応テレビで再生できるメディアサーバー機能も備える。2.5型HDDを採用し、「iPhone 7 Plusよりも小さい」(縦のサイズがiPhone 7sは約158mm、Fotogenicは約136mm)というコンパクトな本体を実現している。1000BASE-TのEthernetを備える。

USBとSDスロットを装備

 無料アプリ「Fotogenic」をスマホにインストールすることで、NASに保存された写真や動画をスマホで見られる。表示モードは[写真]と[動画]を切り替えることができ、写真は3段階で表示サイズを変更可能。また、タグ/名前/日付/サイズごとに区切って表示でき、目的のファイルが探しやすくなっている。

 アプリからInstagramへ、ダイレクトに写真や動画を投稿可能。アプリ上で投稿したい写真を選び、画面下部の投稿ボタンで、Instagramアプリに移る。写真の加工なども可能。アプリからInstagramへ投稿したファイルは、自動で「Instagramタグ」が付与。タグ付けされた写真は、Instagramタグと画像が大きく表示される。自分でタグを作成して付与することも可能。

 NASへの保存時は写真のExif情報も保持され、アプリからもExifを確認可能。撮影場所のマップも表示される。なお、FotogenicアプリからInstagramに投稿した場合はExif情報は反映されない。

 インターネット経由で、外出先からでも自宅のFotogenicにアクセス可能。旅行先などでスマホで撮影した写真/動画も、アプリを使って自宅のFotogenicに保存できる。

 SDカードからの取り込み時はRAWデータも保存可能で、後からパソコンのソフトを使った写真の現像も行なえる。SDカードの取り込みは、Fotogenicに挿しこむだけで写真を取り込むため、パソコンを立ち上げてすぐに現像できるという。

 複数のSDカードを持っている場合も、カードごとにフォルダを自動生成。2回目以降の取り込み時も、挿し込んだSDカードを自動識別して該当するSDカードフォルダに保存する。スマホやタブレットも端末ごとに自動識別を行なって保存する。

 Fotogenicに保存された写真や動画ファイルを、3日間限定で友達へシェアできるダイレクトフォトシェアにも対応。アプリからファイルを選び、[共有]をタップするとシェア専用のURLが発行。このURLを、SNSアプリやメールなどで友達に送信し、受信したURLから「Fotogenic」アプリをダウンロードしてもらうことでシェアできる。

 ダイレクトフォトシェアでは、大容量の動画ファイルや、写真も縮小せずにそのままの画像サイズで、通信制限を受けずに受け渡し可能としている。3日間の期限後はアクセスできなくなるため、一時的なファイル共有にも適しているという。

 DLNA対応テレビでNAS内のコンテンツを再生できるメディアサーバー機能は、写真や動画のほか、DSD(dff、dsf)を含む音楽にも対応する。

 消費電力は最大14W、平均7.6W。外形寸法は約85×79×136mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約380g。

背面
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