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スマホの写真/動画をNASに自動保存、アイ・オーの新アプリ「Fotoclip」

 アイ・オー・データ機器は17日、スマートフォンで撮影した写真/動画を無線LAN経由でNASに自動で保存できる無料アプリ「Fotoclip(フォトクリップ)」を提供開始した。対応OSは、iOS 9.0~11.2と、Android 4.1~8.0。

Fotoclip

 対応NASは、同社のフォトストレージ用「Fotogenic」(HLS-PG1)や「ポケドラ Photo」(HLS-CM)、「LAN DISK A」や「LAN DISK T」。法人向けNASの「LAN DISK H」、「LAN DISK X」、「LAN DISK A」などでも利用できる。対応機種の詳細は同社サイトで案内している。

 Fotoclipアプリをスマホにインストールすると、スマホで撮った写真を帰宅後にアプリを起動するだけでLAN内のNASにバックアップする。DCIMフォルダ内の写真や動画が対象。さらに、iCloud上に保存している写真/動画のバックアップにも対応する。

 対応フォーマットは、写真がJPEGとPNG。動画がMP4と3GP(ファイルサイズ4GB以内)。iOSアプリでは、HEIF写真とMOV動画も自動保存の対象となる。ただしHEIF写真はJPEGに縮小される。

 バックアップしたデータをプレビューしたり、ほかのアプリへの転送が可能。ファイルをより詳しく確認したい場合、「Fotogenic」や「Remote Link Files」など別のNAS専用アプリに移動できる。NASからスマホへのダウンロードやデータ削除も行なえる。

 データは撮影年月ごとのフォルダに自動で整理される。初回のバックアップ後、2回目以降は差分で新しいデータのみを保存。また、バックアップ中に外出などで作業中断しても、アプリを起動し直すと続きから再開する。

 バックアップ後に、スマホ内の写真をオリジナルサイズから縮小サイズに自動で置き換える「写真縮小機能」を搭載。オリジナルサイズの写真をNASに、縮小写真をスマホに残すことで、スマホのストレージ容量を節約しつつ外出先で写真を見たりSNSで活用sできるとする。iCloudフォトライブラリやGoogleフォトなどのクラウドサービスを利用している場合は、縮小写真もクラウドサービスにアップロードされる。