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'73年放送開始「ウルトラマンタロウ」、HD Remaster2.0仕様で初BD-BOX化
2017年7月18日 11:43
特撮ドラマ「ウルトラマンタロウ」が、高画質なHD Remaster2.0仕様で初Blu-ray BOX化される。タイトルは「ウルトラマンタロウ Blu-ray BOX」(品番:BCXS-1301)で、価格は49,800円。発売元は円谷プロダクション、販売元はバンダイビジュアル。
円谷プロ創立10周年記念作として、1973年4月より放映された作品。「ウルトラファミリー」構想の基盤を確立させ、その後のシリーズにも強く影響を与えた意欲作でもある。
放送用HDマスターをさらにブラッシュアップした、「史上最も美しく、フィルムの粒状性も残したHD映像」というHD Remaster2.0でBD-BOX化。DVDマスターのアップコンバートではなく、撮影原版の16mmフィルムにさかのぼっており、改めて原版の状態を検証・確認したうえで、アナログ時代を熟知したスタッフが情報を最大限に引き出したという。「あらゆる被写体が手前に迫ってくるように感じられる色彩、質感」が特徴だという。
本編ディスクは9枚組、特典ディスクも1枚同梱する。全53話収録で、本編の収録時間は1,342分、特典は60分。
特典映像として、スタッフインタビューなどを収録予定。さらに、HD Remaster2.0の潜在パワーを引き出す徹底活用ガイドが掲載された解説書も同梱する。
ウルトラマンタロウとは
主人公・東 光太郎を溌剌と演じた篠田三郎の好青年像に通じる「前向きな明るさ、ひたむきさ」から醸し出されるシンプルな親しみやすさが魅力で、タロウは怪獣と勇敢に戦いつつも、積極的に怪獣を救い、元の居場所に帰したりもする。毎回のエピソードは東西のおとぎ話などを下敷きにするなど、「童話的世界=ネオ・メルヘン」というコンセプトにし、どんな恐怖や困難も最後にはタロウが力を揮って収め、「めでたし、めでたし」でドラマが終わる、誰もが安心して見られるエピソードを重ねている。
また「帰ってきたウルトラマン」以降に採用されたファミリードラマの要素をさらに押し進め、物語内に「3つの家族」のラインを走らせた。1つ目は東 光太郎の私生活で、下宿先の白鳥家で頼りになる兄貴分として家族同然に生活している。2つ目は公務。光太郎の所属する防衛チーム「ZAT(ザット)」には個性的なメンバーが集い、事件に対して皆が前向きに取り組み、互いをカバーし合う家族的ムードに溢れている。
3つ目はウルトラファミリー。愛の象徴・ウルトラの母、強さと優しさの体現・ウルトラの父、時に厳しく教え導いてくれるウルトラ兄弟たち。3つのラインが交錯しながら、作品全体的にアットホームな雰囲気が満ちている。
ウルトラマンタロウ Blu-ray BOX |
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