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KDDI、音声検索やChromecast built-in対応の「ケーブルプラスSTB」

 KDDIは、音声認識機能を備えたケーブルテレビ(CATV)事業者向けのセットトップボックス(STB)「ケーブルプラスSTB」を、提携CATV事業者に20日より提供開始する。リモコンに話しかけるだけで放送番組や録画番組を音声検索できるほか、Chromecast bulit-inにも対応する。

 ケーブルプラスSTBは、トリプルチューナ搭載で2番組同時録画に対応するCATVチューナ。HDDは別売で、外付けのUSB HDDに録画が可能。USB 3.0×2を備えており、最大4台までのUSB HDDを録画用HDDとして登録できる。

 Android TV 6.0をベースとし、ネットワーク機能やGoogle Playストアからのアプリ追加機能も装備。標準では、YouTube、niconico、ウィルスバスター、ビデオパス、ブラウザなどのアプリを搭載。リモコンのYouTubeボタンから、YouTubeの一発起動が行なえる。また、好みに応じた番組をお勧めする「レコメンド機能」や地域密着情報を提供するスタート画面などを用意している。

 付属のリモコンにより音声検索が可能。放送番組や録画番組を音声で検索できるほか、インターネット上の動画や情報まで探せる。リモコンはBluetooth Low Energy(BLE)と赤外線の2つの通信方式を利用。テレビの操作は赤外線を利用する。

 IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LANや1000BASE-T Ethernetのネットワーク対応で、Bluetooth 4.1も装備。DLNAは、DMP(プレーヤー)、DMS(サーバー)、DMR(レンダラー)対応。外出先からのリモート予約やリモート視聴にも対応。また、Chromecast bulit-inに対応し、スマホアプリで操作したコンテンツを、テレビ側に出力も可能。

 縦置き/横置きに対応し、外形寸法は190×164×53mm(幅×奥行き×高さ/横置き時)、重量は約840g。

 提供予定の提携CATV事業者は、岐阜県のコミュニティネットワークセンター(CNCIグループ)、長野県のあづみ野テレビ、大阪府のベイ・コミュニケーションズ、宮崎県の宮崎ケーブルテレビ。