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ラックスマン、最上位プリメインアンプ「L-509X」。“ワンボディセパレート”復活
2017年8月25日 12:10
ラックスマンは、プリメインアンプのフラッグシップモデル「L-509X」を9月下旬より発売する。価格は78万円。
「ワンボディセパレート」をコンセプトに掲げたプリメインアンプのフラッグシップモデル。2002年発売の「L-509fSE」、2006年発売の「L-509u」の系譜の第3世代モデルとなり、独自の増幅帰還回路「ODNF」を最新バージョン4.0とし、スルーレートの速さと超広帯域、低歪みに磨きをかけ、アンプの定格出力は120W×2ch(8Ω)、240W×2ch(4Ω)。
電源部は、EI型600VAの高レギュレーション電源トランスと、LR独立総合80,000μFのブロックコンデンサを組み合わせたハイイナーシャ電源。プリアンプの出力段にはコントロールアンプ「C-900u」と同等のディスクリートバッファ回路を搭載し、パワーアンプ部に対する駆動力を向上している。
ボリュームには、88ステップの調整が可能な電子制御アッテネーター「LECUA1000」を搭載。アンプ基板は、ピールコートPCBを使用し、レジストによる誘電効果を排除。入力信号をスピーカー出力まで最適最短のルートで構成する、ビーライン・コンストラクションを採用する。内部配線はOFCで、抵抗やコンデンサーには、こだわりのカスタムパーツをふんだんに採用したという。
MM/MC対応のフォノイコライザーアンプ回路を内蔵。フロントパネルには電子制御のバス/トレブル式トーンコントロールと、LECUAの音声シフトを使用したLRバランス調節機能を備える。
入力端子はアナログライン(RCA)×4、Phono(MM/MC)×1、XLRバランス×2、録音入出力×1、セパレート入出力×1。スピーカー端子はA/Bの2系統でYラグやバナナプラグに対応。ヘッドフォン出力×1も備えている。パワーアンプを追加したバイアンプ構成やAVシステムとの共存も可能にする、プリ/パワー分離機能「セパレートスイッチ」も装備する。
シャーシは、独立コントラクションのループレスシャーシ構造。伝統的なアナログメーターを中心に配した、シンメトリカルデザインとしている。消費電力は360W。外形寸法は440×463×193mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は29.3kg。
アルミ製リモコン「RA-17A」と、ノンツイスト構造で金メッキ端子を採用したラックスマンリファレンス電源ケーブル「JPA-15000」を同梱する。