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ラックスマン、プリメイン普及機を6年ぶり刷新。ミツバチの動きも取り入れた「L-505uXII」

 ラックスマンは、AB級プリメインアンプ「L-505uXII」を8月下旬に発売する。価格は26万8,000円。カラーはブラスターホワイト。

L-505uXII

 2011年に発売され、ロングセラーとなった「L-505uX」をベースに、独自の増幅帰還回路ODNFの最新バージョン4.0(L-505uXはODNF2.3)などを搭載。同社が培ったノウハウと最新技術を盛り込み、音質に磨きをかけたというマークIIモデル。

 連続実効出力は100W×2ch(8Ω)、150W×2ch(4Ω)。音質劣化を抑え、きめ細やかな調節を可能とする88ステップの電子制御アッテネーターのLECUAを搭載。

 独自の高音質帰還回路ODNF 4.0は、誤差検出部を2パラレルとし、歪性能を大幅に改善した。2段目アンプを2パラレルからダーリントン接続とし、躍動感を向上。

 同社プリアンプのトップエンドモデル「C-900u」と同等のディスクリートバッファ回路を搭載。繊細な音楽信号の純度を保ちつつ、パワーアンプ部を強力にドライブする能力を高めたという。

 パワーアンプはパラレル・プッシュプル構成。高レギュレーションの電源トランスと大容量コンデンサー (10,000μF × 4本) を組み合わせた、ハイイナーシャ (高慣性) 電源。高い駆動力を支える低抵抗値の大型スピーカーリレーをパラレル構成で搭載し、配線パターンの低インピーダンス化により、ダンピングファクターを、従来の180から210に向上させている。

 入力された音声信号をスピーカー出力まで最適・最短ルートで伝送する「ビーラインコンストラクション」も搭載。ミツバチの収蜜・帰巣の最適最短ルートになぞられて開発されたものだという。内部配線は各芯スパイラルラップ・シールドと芯線の非メッキ処理を施し、自然な信号伝送を実現するという独自のOFCワイヤーを採用。

 MM/MC対応のフォノイコライザーアンプ回路を内蔵。フロントパネルには電子制御のバス/トレブル式トーンコントロールとLECUAによって制御されたLRバランス調節機能を備える。

 シャーシ電流によるアース・インピーダンスの上昇をシャットアウトする、独立コンストラクションのループレスシャーシ構造。新デザインのメーターパネル採用ブラスターホワイトのフロントパネルにLED照明付きメーターを備える。

 入力端子はアナログライン(RCA)×4、Phono(MM/MC)×1、XLRバランス×1、録音入出力×1、セパレート入出力×1。スピーカー端子はA/Bの2系統でYラグやバナナプラグに対応。ヘッドフォン出力も備えている。消費電力は270W。外形寸法は440×454×178mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は22.5kg。

 対応CDプレーヤーの操作も可能な上位機種と同一のアルミ製リモコンと、ノンツイスト構造のラックスマン標準電源ケーブル「JPA-10000」を同梱する。

背面
付属のアルミ製リモコン