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FX-AUDIO-、内部回路刷新の160W×2ch小型アンプ「FX1002J+」。8,480円

 ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-ブランドの小型デジタルパワーアンプ「FX1002J」('17年3月発売)の内部回路を刷新し、電源部を強化した「FX1002J+」を28日に発売した。価格は8,480円(税込)。カラーはブラックとシルバー。ACアダプタは別売で、電圧DC19V~32V/容量4A以上が推奨されている。

FX1002J+のシルバー(左)とブラック(右)

 最大出力160W×2chの「FX1002J」の内部回路を刷新。電源部に突入電流を抑える回路を追加した「SLOW CHARGING回路」により、電源デカップリングコンデンサの大容量化と低インピーダンス化を可能にし、電源の安定と音質向上を実現。電源デカップリングコンデンサには、新たにELNAの低ESR電解コンデンサRJDシリーズ8200μFを採用している。

 また、従来機で発生していた一部ACアダプタとの相性問題も、ハードウェア制御からMCUによるソフトウェア制御に換えて解消したという。

 従来機から搭載しているアクティブDCサーボ回路はメイン基板から分離して独立基板とし、ノイズ低減と音質向上を図った。出力フィルタも一部変更し、全体的な音のバランスを調整。新たに本体裏にゲイン設定スイッチを設けて、簡単にゲイン設定を変えられるようにした。

FX1002J+の内部構造

 デジタルアンプICは従来機と同じ「TDA7498E」。入力カップリングコンデンサレス設計は従来機から引き継ぎ、「味付けのない原音に近い音質で音楽を聴ける」という。

 入力はアナログRCA×1、スピーカーターミナルは金メッキでバナナプラグ対応。外形寸法は96×168×33mm(幅×奥行き×高さ)、重量は530g。

前面(上)と背面(下)