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ソナス・ファベール、ペアで19.8万円のブックシェルフなど「Sonetto」4機種
2018年8月31日 12:21
ノアは、ソナス・ファベールの新スピーカー「Sonetto」4機種を9月10日より発売する。ペアの価格は、フロア型「Sonetto VIII」が90万円、「Sonetto III」が50万円。ブックシェルフ型「Sonetto I」が19万8,000円。センタースピーカー「Sonetto Center I」が15万円(1本)。
イタリアで生まれたルネサンス期の14行の定型詩「Sonetto(ソネット)」の名を冠し、ソナス・ファベールが数々のモデルで培った最新技術やサウンドチューニングのノウハウを投入。リュート型のキャビネットデザインが特徴。伝統の木工やレザーの職人技を活かし、天然素材を使いながら手作業で仕上げた。
仕上げはウォルナット突板仕上げのウッド、ピアノブラック、マット・ホワイトの3種類から選べる。
ツイータはいずれも29mm径で、DKM製のシルクソフトドームとリングラジエーターの特性を融合したという独自の「アロー・ポイントDAD」を採用。
ミッドレンジユニットは150mm径で、ケナフやカポック、セルロースなどの異種繊維をブレンドした軽量・高剛性の振動板を備える。ウーファの振動板はアルミニウム合金製。低域信号に忠実な高速レスポンスを実現する。また、中域・低域ユニットは、ダイキャスト製バスケットを採用して剛性を高め、強力な磁気回路での駆動に耐えるとする。
クロスオーバー・ネットワークには、独自技術の「パラクロス・トポロジー」に基づくセミバランス構成の3次ハイパス回路を装備。各ユニットの位相を最適化するという。
エンクロージャの底面にボトム・リフレックスポートを用意。フロア型は大口径ポートでドライバユニットの背圧をコントロール。スプリアス振動の影響を受けずに、低域を360度全方位に拡散させる設計とした。ブックシェルフ型は底面からの排圧を前方に放射させることで、キャビネットのサイズ感を超える低域再生を実現する。
上面にはメーカーロゴを刻印したレザートップを配置しており、手縫いのステッチを施した滑らかな皮革素材を使用。フロア型の脚部は、押出成形のアルミ合金材。
Sonetto VIII
3ウェイ5ユニット構成のフロア型。29mm径アロー・ポイントDADツイータと、150mm径ミッドレンジユニットを各1基、180mm径ウーファを3基搭載する。
クロスオーバー周波数は270Hz、3kHz。全体の再生周波数帯域は36Hz～25kHz。インピーダンスは4Ωで、出力音圧レベルは90dB SPL(2.83V/1m)。
外形寸法は283×427×1,188mm(幅×奥行き×高さ)、重量は26.3kg。
Sonetto III
3ウェイ4ユニットのフロア型。29mm径ツイータと150mm径ミッドレンジを各1基。ウーファは150mm径でアルミ合金製振動板を備えたユニットを2基搭載する。
クロスオーバー周波数は220Hz、3.25kHz。全体の再生周波数帯域は42Hz～25kHz。インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは89dB SPL(2.83V/1m)。
外形寸法は219×305×1,018mm(幅×奥行き×高さ)、重量は16kg。
Sonetto I
2ウェイ2ユニットのブックシェルフ型。29mm径ツイータと150mm径ウーファを各1基搭載する。ウーファは、Sonetto VIIIやSonetto IIIではミッドレンジユニットとして使われているもの。
クロスオーバー周波数は2.5kHz。再生周波数帯域は45Hz～25kHz。インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは87dB SPL(2.83V/1m)。
外形寸法は219×305×359mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.5kg。別売のアルミ合金製スタンド「Stand Sonetto」も用意され、ペアで66,000円。
Sonetto Center I
2ウェイ3ユニットのセンタースピーカー。29mm径アロー・ポイントDADツイータを1基、150mm径ミッドレンジユニットを2基搭載する。
クロスオーバー周波数は1.55kHz。再生周波数帯域は60Hz～25kHz。インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは90dB SPL(2.83V/1m)。
外形寸法は495×303×242mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.5kg。