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ソナス、名機リバイバルのブックシェルフ型スピーカー「Minima Amator II」

ノアは、伊ソナス・ファベールの新製品として、ブックシェルフ型スピーカーシステム「Minima Amator II(ミニマ・アマトール II)」を3月4日より発売する。価格は52万円(ペア)。合わせて、Minima Amator IIとの組み合わせを想定したスピーカースタンド2機種も発売される。

Sonus Faber製スピーカー「Minima Amator II」
  • スピーカーシステム「Minima Amator II」 520,000円(ペア)
  • スピーカースタンド「Stand Olympica NOVA」 100,000円(ペア)
  • スピーカースタンド「Carrara Stand」 180,000円(ペア)

最新技術を組み合わせ、往年モデルをリバイバルした「HERITAGE COLLECTION」の第2弾モデル。'90年から続く歴代Minimaの流れを受け継ぎながら「伝統の技術と確かな音楽性が最先端のテクノロジーと融合した、Minima Amator(93年モデル)のリバイバル作品」としている。

2ウェイ2ユニット構成。28mm径ツイーターは新設計で、初代Minima Amatorで表現されていた3脚のアローポイントデザインを踏襲しながら、ソフトドーム型とリングラジエーターの利点を兼ね備える独自技術DAD(Damped Apex Dome)を投入。

150mm径ミッド・ウーファーのダイヤフラムは、高品質セルロース・パルプを自然乾燥させた素材をブレンドしたカスタムメイド品となっており「力強く濁りの無い低域再生と広帯域に渡る高解像度を実現した」とする。

28mm径ツイーター(写真左)と、150mmミッド・ウーファー(右)

クロスオーバーネットワークは、最上位モデル「AIDA II」「HOMAGE Tradition」シリーズと同様のパラクロス・トポロジー・テクノロジーを採用。厳選した高品位パーツを使いセミバランス構成とした3次ハイパス回路により各ドライバーユニットの位相を最適化しているという。端子部は拡張性の高いバイワイヤを採用。

外観デザインは、初代Minima Amatorを彷彿とさせる輪郭や質感といった特徴を継承。キャビネットの木材は、加工が難しい無垢のウォルナット材を使用。またフロントとリアパネルは黒レザーで包み、ウォルナット材の間に金色のメタルインサートを挟み込んだ。

キャビネット材は良質な素材を厳選して使用しており、職人が1つ1つ成形することで「ブックシェルフ型の概念をくつがえす低域再生や広い音場再現能力を体験できる」とする。エンクロージャーはバスレフ型。

再生周波数帯域は50Hz〜35kHzで、能率は87dB、インピーダンスは4Ω。クロスオーバー周波数は2,500Hz。外形寸法は200×310×325mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.1kg。

固定可能な推奨スピーカースタンド。写真左が「Stand Olympica NOVA(スタンド・オリンピカ・ノヴァ)」、右が「Carrara Stand(カッラーラ・スタンド)」