三菱、「ECOメーター」搭載の37型フルHD液晶テレビ
-消費電力を表示。DIAMOND Engine IV搭載。32/26型も
三菱電機株式会社は、液晶テレビ「REAL」のMXW/MXシリーズ計3モデルを5月10日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は下表の通り。
型番 | サイズ | パネル解像度 | 発売日 | 店頭予想価格 |
LCD-37MXW300 | 37型 | 1,920×1,080ドット | 5月10日 | 16万円前後 |
LCD-32MX30 | 32型 | 1,366×768ドット | 12万円前後 | |
LCD-26MX30 | 26型 | 6月21日 | 11万円前後 |
いずれも地上/BS/110度CSデジタルチューナを各1基内蔵した液晶テレビ。37型「LCD-37MXW300」は、フルHDパネルを搭載し、120Hz倍速駆動に対応する。32型と26型は1,366×768ドットパネルを搭載する。
3モデル共通の新機能として、少ない蛍光管で従来と同等の明るさを実現したという「ECOパネル」を採用。同サイズの年間消費電力量において業界トップクラスに省エネ化。年間消費電力量は、37型が104kWh/年(消費電力143W)、32型が71kWh/年(同90W)、26型が64kWh/年(同80W)。
さらに、省エネ効果を画面上で確認できる「ECOメーター」と「ECOモニター」も採用。「ECOメーター」は、現在の概算消費電力や省エネ度が分かるもので、視聴者の年代や部屋の明るさに合った最適画質にコントロールする「ECO画質モード」の設定状況を葉っぱのアイコンで表示する。「ECOモニター」は現在の省エネ設定と、省エネ設定を行なわない場合を比べ、電気代やCO2排出量の概算累積削減量を表示する。
ECOメーターの表示例 | ECOモニターの表示例 |
いずれも、高画質化回路として「DIAMOND Engine VI」を採用。37型モデルのみ、補間フレーム挿入による120コマ表示の「倍速ピクチャー」で動画の残像低減を図っている。また、映画の24コマ映像を60コマに割り当てられた映像については、元の24枚を検出してそのまま再現する「フィルムモード」と、120コマ表示に再構成する「なめらかモード」が選べる。
デジタル放送のノイズを低減する「HD3DDNR回路」を搭載。また、黒つぶれや白とびを抑えながらコントラストを高める「ダイナミックレベルエクスパンダーIII」も採用。画面内容に応じてバックライト輝度を制御する「IBC」機能や、複数の色を独立して自動補正する「ナチュラルカラーマトリクス」、EPGのデータから映画やスポーツなど映像ジャンルに応じた画質に自動調整できる機能なども備える。
音声面では、「DIATONEサラウンド 2.0」機能を搭載。ステレオ音声を、より広がりのある音場で再現するという。また、テレビ用スピーカーでも臨場感のある低域再生が行なえる「DIATONE BASS」や、スピーカーユニットの特性/開口部の形状などが与える音への影響を打ち消す補正信号を加えるという「DIATONEリニアフェイズ回路」も備える。
32型「LCD-32MX30」と26型「LCD-26MX30」 |
スピーカー出力は37型と32型が10W×2ch、26型が7W×2ch。テレビ番組やDVDなどソースが異なっても全体の音量感が一定となるように調整し、CMと本編の切り替わりでの音量変化も調整する「おすすめ音量」機能が利用できる。
いずれもHDMI入力を3系統備え、同社BD/DVDレコーダと連携できる「REALINK」に対応。対応レコーダの録画/再生などの操作が行なえる。また、CECに対応したAVアンプの音量も操作できる。
HDMI以外の映像入力は、D4が1系統、S映像が2系統、コンポジットが3系統。音声入力はアナログ。PC入力としてアナログRGB(D-Sub 15ピン)とステレオミニ音声を装備。そのほか、光デジタル音声出力や、デジタル放送出力(コンポジット)も備える。Ethernet/モジュラーも備える。SDカードスロットも備え、カード内のJPEG静止画を表示できる。
利用者の年齢に応じて画質や音声を調整する機能も引き続き利用可能。EPGの内容や予約状況などを音声で知らせる「しゃべるテレビ」機能も搭載している。リモコン操作を認識してボタンが押されたことを確認できる「報知音」も新たに採用し、ボタンの二重押しなどの誤操作を防げるという。そのほか、主電源OFF時に0Wという省電力設計や、画面を消して音声だけ聴くことができる消画モードなども採用。
37型のみの特徴として、リモコン操作で本体が左右各30度までスイーベルするオートターン機能を搭載。また、リモコンはよく使うボタンを大きくした「ユニバーサルリモコン」で、「リバーシブルカバー」を前後させることで、ボタン数を絞った「簡単スタイル」と、多くの機能がダイレクト操作できる「フルキースタイル」のどちらかを選べるようになっている。
スタンドを含む外形寸法と重量は、37型が900×320×608mm(幅×奥行き×高さ)、19.8kg、32型が783×240×554mm(同)、12.7kg、26型が657×280×485mm(同)、10.2kg。
□三菱電機のホームページ
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2009/0417-b.htm
□REAL製品情報
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/ctv/product/series/index.html
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080819/mitsu1.htm
(2009年 4月 17日)
[AV Watch編集部 中林暁]