キヤノン、「EOS 5D Mark II」がマニュアル動画撮影対応

-ISO/絞り/シャッター速度を設定可能に


6月上旬公開


EOS 5D Mark II(EF24-105mm F4L IS USM装着時)

 キヤノンは27日、フルHD動画撮影にも対応したデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark II」の動画撮影機能を強化するファームウェアを6月上旬公開すると発表した。

 新ファームウェアを適用することで、動画撮影時にマニュアル露出撮影が可能となる。具体的には、動画撮影時のISO感度、絞り値、シャッター速度について任意の設定が可能となる。

 ISO感度はAutoと、ISO100~6,400、H1が選択可能。シャッタースピードは1/30~1/4,000秒の間で設定できる。なお、ISO感度、絞り値、シャッター速度のいずれも、電子ダイヤルを回すことで動画記録中に変更できる。

 EOS 5D Mark IIは、2,110万画素のフルフレーム(約36×24mm)CMOSセンサを搭載し、1,920×1,080ドットのフルHDでのMPEG-4 AVC/H.264(MOV形式)撮影が可能なデジタル一眼レフカメラ。従来のEOS 5D Mark IIでの動画撮影機能は、ISO感度、絞り値、シャッター速度が自動で設定されるプログラムオートのみだった。



(2009年 5月 27日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]