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キヤノン、フルHD/AVC動画撮影可能な一眼レフ「5D Mark II」
−実売30万円。フルHD対応のコンパクトカメラも


EOS 5D Mark II(EF24-105mm F4L IS USM装着時)
11月末より順次発売

標準価格:オープンプライス


 キヤノン株式会社は17日、フルHD解像度の動画撮影が可能なデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark II」を発表した。11月末発売予定で、価格はオープンプライス。店頭予想価格はボディのみで30万円前後の見込み。

 さらに、同じくフルHDでの動画撮影が可能なコンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX1 IS」も12月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7万円前後の見込み。


■ EOS 5D Mark II

 2,110万画素のフルフレーム(約36×24mm)CMOSセンサを搭載したデジタル一眼レフカメラ。EOSシリーズで初めて動画撮影に対応。MOVフォーマットを採用しており、映像はMPEG-4 AVC/H.264、音声はリニアPCMで記録。解像度は1,920×1,080ドットのフルHDに加え、640×480ドットのSD解像度撮影も行なえる。フレームレートはどちらも30fpsに対応。記録媒体はCFカードを採用しており、4GBのカードを使った場合、フルHDで約12分、SD解像度で約24分の撮影が行なえる。

 ライブビュー表示をしながらの撮影において、静止画/動画の両方でAF撮影にも対応。「クイックモード(位相差AF)」、「ライブモード(コントラストAF)」、「顔優先ライブモード」の3種類からAFモードが選択可能。「クイック」は、ライブビューを一瞬中断して素早くピント合わせ、「ライブ」ではライブビューのままAF、「顔優先」では、フェイスキャッチ技術を用いた顔認識ピント合わせが使用できる。

 動画撮影でのAFは、AFモードがライブ/顔優先ライブモードの時、撮影中にAFスタートボタンを押すと機能する。しかし、一時的にピントがぼけ、露出変化が生じること、またAF動作のためのモーター駆動音が録音されるため、キヤノンでは「動画撮影開始前にピント合わせをしておくことをお勧めする」としている。なお、動画撮影中にAFが動作するレンズは、AF機能のついているEFレンズであれば、特に条件は無いという。

 本体内蔵マイクはモノラルだが、別途外部マイクを接続すれば、ステレオ録音も可能となる。さらに、本体にスピーカーも備えている。

 動画撮影中でもシャッターボタンを押すことで、動画撮影を中断して静止画撮影が可能。大口径レンズのボケ味を活かした撮影など、豊富な交換レンズを使った様々な表現が行なえるほか、大型センサーを採用したことで「夜景などの暗い場所での動が撮影にも威力を発揮する」という。

EOS 5D Mark II(EF24-105mm F4L IS USM装着時) 背面液晶は3型

 静止画の記録画素数は5,616×3,744ドット。感度はISO 100〜6,400まで設定でき、感度拡張としてISO 50、ISO 12,800、25,600も設定できる。シャッター速度は1/8,000〜30秒。バルブ撮影も可能。連続撮影速度は最高3.9コマ/秒。

 HDMI出力端子を備え、静止画と同様に動画をテレビなどに表示可能。動画はコマ送り/戻しや、スロー再生も可能。また、付属する画像管理ソフト「ZoomBrowser EX 6.2/ImageBrowser 6.2」は、新たに動画再生に対応。簡易編集機能も備えている。

 EFマウントを採用したカメラで、EF-Sレンズには非対応。映像エンジンに「DIGIC 4」を採用。CMOSからの信号を14bitで処理することで、幅広い階調表現や豊かな色表現を実現したという。レンズの特性に応じて画像の周辺部の光量低下を自動的に補正する機能も備えている。

 ファインダー視野率は約98%で、倍率は約0.71倍。AFの測距点は9点、およびアシスト6点。センサーはセルフクリーニング機構を備えているほか、それでは除去しきれなかったゴミを、撮影画像のソフトウェア処理で目立たなくするダストデリート機能も利用できる。

 ストロボは搭載していない。液晶モニターは3型で640×480ドット。ボディは防塵防滴を考慮した設計。外形寸法は152×75×113.5mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は約810g。


■ PowerShot SX1 IS

 同社のコンパクトデジタルカメラとして初めて、自社製のCMOSセンサを搭載したモデル。1/2.3型で、有効画素数は約1,000万画素。高速読み出しを活かし、約4枚/秒の連続撮影が可能。撮影時に4:3と16:9の2通りのアスペクト比で撮影できる。

 1,920×1,080ドット、30fpsでの動画撮影が可能。フォーマットは5D Mark IIと同じで、MOV形式。映像はMPEG-4 AVC/H.264、音声はリニアPCMで記録する。SD解像度での撮影も可能で、640×480ドット/30fps、320×240ドット/30fpsも選択できる。

 音声は16bit/44.1kHzのステレオで録音可能。モードダイヤルの設定値に関わらず、即座に動画撮影ができる「ムービーボタン」や、動画撮影中の静止画撮影を可能にする「フォト・イン・ムービー」機能も利用可能。

PowerShot SX1 IS 液晶モニタはバリアングルタイプで2.8型。ムービーボタンも備える

 出力端子としてHDMIミニも装備。テレビなどに静止画/動画を表示できる。光学式手ブレ補正機能も備えており、動画撮影中でも効果を発揮。AE/AWBも働くという。また、撮影中の光学ズームも使用可能。搭載レンズの焦点距離は35mm換算で28〜560mm。F値は2.8〜5.7。

 記録媒体はSD/SDHCカードを採用。電子ビューファインダーは0.4型。液晶モニタはバリアングルタイプで2.8型。ISO感度は80〜1,600までサポート。ストロボも内蔵するが、アクセサリーシューにはEOSシリーズ用の外部ストロボが接続できる。単3電池4本が使用可能。本体の外形寸法は127.5×87.7×88.3mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は585g。

□キヤノンのホームページ
http://canon.jp/
□ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2008-09/pr-eos5dmk2.html
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(2008年9月17日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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