マランツ、iPodデジタル入力対応のCDプレーヤー

-「Pure Basic」シリーズ。前面USB。49,800円


7月中旬発売

標準価格:49,800円


 マランツコンシューママーケティング株式会社は、単品コンポ「Pure Basic」シリーズのCDプレーヤー「CD6003」を7月中旬に発売する。価格は49,800円。カラーはシルバーゴールド。

 音楽CDやCD-R/RW再生に対応するプレーヤー。WMA/MP3のほか、マランツのディスクプレーヤーとして初めてAACを収めたCDの再生もサポートした。

前面にUSB端子を装備

 既発売のSACDプレーヤー「SA8003」にも採用された前面USB端子を強化して搭載。第5世代以降のiPodとデジタル接続が可能で、搭載するシーラス・ロジック製DAC「CS4398」によるD/A変換や、高精度マスタークロックにより、iPodの音源を高音質で再生できるという。マスストレージクラス対応のUSBメモリなどに収められたWMA/MP3/AAC/WAVファイルも再生できる。

 対応ビットレートはWMAが48~320kbps(CDは最大192kbps)。MP3が32~320kbps。AACが8~320kbps。WAVは16bit、32/44.1/48kHzをサポートする。

 アナログ回路用電源にはカスタム品のブロックケミコンを搭載。アナログオーディオ回路部のオーディオ用電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、電源部の整流回路には、低ノイズ/高速のショットキーバリアダイオードを使用する。

 ヘッドフォン回路にはハイスピード/ローノイズの高速電流バッファアンプを搭載し、オーディオ出力回路との干渉を低減。安定した再生音で、高級ヘッドフォンの実力を引き出せるとしている。

 他のPure Basicシリーズ同様に、フロントパネルをアルミとガラス繊維強化レジン製の曲面パネルからなる3ピース構成としたM-1デザインを採用。1mm厚のメインシャーシと1mm厚のボトムプレートによる2層構造の筐体で、メカモジュールと基板を強固に支持。外部振動の抑制と、重心の低い安定したサウンドを実現したとしている。

 「より純粋な音楽再生」を目的とし、ピッチコントロールやデジタル出力、FLディスプレイを停止させることでノイズを抑えるという「Audio EX」モードも搭載。2種類のAudio EXモードと通常モードをリモコンで切り替えて使用できる。

 音声出力端子は光/同軸デジタルと、アナログが各1系統。RCAプラグは金メッキ仕上げで、アナログのL/Rを余裕のある間隔で配置している。ヘッドフォン出力は前面に装備。周波数特性は2Hz~20kHz、ダイナミックレンジは100dB、S/N比は110dB。外形寸法は440×339×106mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.6kg。リモコンが付属する。

シーラス・ロジック製DAC「CS4398」を搭載サイドパネル部背面


(2009年 6月 26日)

[AV Watch編集部 中林暁]