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株式会社マランツコンシューマー マーケティングは、エントリークラスのオーディオ「ピュアベーシック シリーズ」として、CDプレーヤー「CD5003」とプリメインアンプ「PM5003」、FM/AMチューナ「ST6003」を8月下旬より発売する。価格はCD5003とPM5003が35,000円。ST6003が31,500円。 いずれも上位モデルの「プレミアムシリーズ」のデザイン哲学を継承した「M1」デザインを採用。シンメトリカルかつ立体的なフォルムで、同社オーディオ製品のイメージを統一している。フロントパネルを3分割し、左右の「ガラス繊維強化レジン」製の曲面パネルで、センターのメタル素材を挟み、シャーシ剛性を確保しながら振動を分散させる構造としている。 ボディカラーは、いずれもブラックとシルバーゴールドの2種類を用意する。 ■ CD5003 M-1デザインのCDプレーヤー。アナログ回路にフラッグシップモデル「SA-7S1」にも採用されている「HDAM-SA2」を高速バッファアンプとして搭載。左右対称に配置したオーディオ回路から、よりクリアなサウンドが得られ、チャンネルセパレーションにも優れるという。
CDドライブは、センターローディング式とし、新開発のドライブメカモジュールを採用。筐体の内部には左側に電源回路とコントロール系、右側にデジタル/アナログオーディオ回路を配置。伝送ロスを避けるため、シンプルかつできるだけ線路長が短くなるよう回路設計を行なったという。
音楽CDに加え、MP3/WMAを記録したCD-R/RWディスクの再生にも対応。MP3は32~320kbps、WMAは48~320kbpsのファイルに対応する。再生周波数帯域は2Hz~20kHz、ダイナミックレンジは100dB、S/N比は110dB。 ±12d段階で調節可能なピッチコントロール機能も装備。オーディオDACはシーラスロジックのCS4392を搭載、ヘッドフォン出力専用のオペアンプも内蔵している。純粋な音楽再生のために「Audio EXモード」を装備し、ピッチコントロールやデジタル出力、FLディスプレイを停止させることでノイズを減少させ、見通しのいい空間表現を可能とする。 出力端子はアナログ音声(RCA)と、光デジタル、同軸デジタルとヘッドフォン(標準ジャック)を各1系統装備。アナログ出力端子には金メッキ処理を施している。マランツ製品連携用のリモートコントロール端子も備えている。 消費電力は14W。外形寸法は440×339.5×104.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.1kg。リモコン「RC002CD」が付属する。 ■ PM5003 定格出力40W×2ch(8Ω)のプリメインアンプ。プリアンプとパワーアンプは、高速な電流帰還形増幅回路を採用。SACDプレーヤーなどからの信号を忠実に増幅し、自然な音場空間を再現するという。
プリアンプ、パワーアンプとトーンコントロールは独立構成。S/N比やチャンネルセパレーション向上を図るため、インプットバッファ回路を搭載した。MMカートリッジ対応のフォノイコライザも備えており、レコードプレーヤーの接続も可能。S/N比はフォノ接続時83dB、ライン入力時100dB。 トーン回路をバイパスするソースダイレクト機能も装備。入力端子は、アナログ音声×5(RCA)とフォノ×1。アナログ音声出力×2やヘッドフォン出力を備えている。リモートコントロール端子も装備。スピーカーターミナルは2系統備えており、バイワイヤ接続に対応する。 消費電力は110W。外形寸法は440×369.5×104.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.7kg。リモコン(RC003PM)が付属する。 ■ ST6003 フルサイズのFM/AMチューナーで、FM/AM合計で最大50局のプリセットが可能。セットした放送局にアルファベットや数字、記号で名前をつける「ステーションネーム」機能を備えている。スリープタイマー機能も備え、最大120分から10分間隔で設定できる。
出力端子はアナログ音声(RCA)×1。マランツ製品用のリモートコントロール端子や、システムコントロール対応のフラッシャー入力も備えている。消費電力は9W。外形寸法は440×360×78mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.1kg。リモコンやFM室内アンテナ、AMループアンテナなどが付属する。 □マランツのホームページ ( 2008年8月8日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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