デノン、「ノイズ99%カット」のカナル型NCイヤフォン

-圧縮音源の復元機能や、タッチノイズ軽減も


7月中旬発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社デノンコンシューマーマーケティングは、アクティブノイズキャンセリング(NC)機能を搭載したカナル型(耳栓型)イヤフォン「AH-NC600」を7月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後の見込み。カラーはブラック(K)。

 同社のイヤフォンでは初となる、NC機能を搭載したモデル。周囲の雑音と逆位相の信号を発生させるほか、新開発イヤーピースによる遮音効果も合わせて、外来ノイズを99%カットできるという。また、圧縮音源を圧縮前に近い状態に復元するという「コンプレスト・オーディオ・リストアラー」も搭載する。なお、NC機能などを使わず通常のイヤフォンとして利用することも可能。

 イヤフォンはダイナミック型。ドライバユニットは13.5mm径で、ネオジウムマグネットを搭載する。振動板の前後の音圧バランスを調整することで最適な音響特性を実現するという「アコースティックオプティマイザー」も採用している。

 ハウジングはアルミと樹脂のハイブリッド構成で、不要振動の吸収と、ソフトな装着感を追求している。そのほか、ケーブルのタッチノイズを軽減するラジアルカスケードダンパーも採用する。

 再生周波数帯域は5Hz~25kHz、感度は112dB/mW(電源ON時)、インピーダンスは16Ω/70Ω(電源ON/OFF)。最大入力は100mW。プラグは金メッキのステレオミニで、ストレート型。ケーブルはOFCで、長さは1.1m。L型プラグを備えた延長ケーブル(0.8m)も付属する。

 電源は単4電池1本で、アルカリ電池での連続使用時間は約60時間。電池を除く重量は26g。付属イヤーピースは低反発タイプと、S/M/Lの計4種類。付属するキャリングケースは、背面にポータブルプレーヤーなどを装着可能。

本体とパッケージ同梱品


(2009年 6月 30日)

[AV Watch編集部 中林暁]