最大2TBの「メモリースティック XC」仕様が公開

-exFATフォーマット。XC-HG デュオ/マイクロなど



 ソニーは、最大2TBの記録容量を実現したメモリースティックの新規格「メモリースティック XC」の仕様をサイト内で公開した。

 「メモリースティック XC」は、従来のメモリースティック PROの拡張規格。1月に、「メモリースティック高容量向け拡張フォーマット(仮称)」としてソニーとサンディスクが共同開発したと発表していた。

 ファイルシステムにexFATを採用し、容量はこれまでの最大32GBから、約60倍となる2TBまで拡大。exFATはSDカードの新規格「SDXC」にも採用されている。PROシリーズと同様に、著作権保護技術としてマジックゲートやアクセスコントロール機能に対応している。

 公開された仕様は、XC デュオ/マイクロと、XC-HG デュオ/マイクロの計4種類。最高転送速度は従来のPRO/PRO-HGと同じで、XC デュオ/マイクロが160Mbps(4bitパラレルデータ転送時)、XC-HG デュオ/マイクロが480Mbps(8bitパラレルデータ転送時)。

主な仕様
メモリースティック
XC デュオ
メモリースティック
XC マイクロ
メモリースティック XC-HG デュオメモリースティック XC-HG マイクロ
最大容量2TB
最高転送速度160 Mbps(20 MB/s)
(4bitパラレルデータ転送時)
480Mbps (60MB/s) 
(8bitパラレルデータ転送時)

160Mbps(20 MB/s)
(4bitパラレルデータ転送時)
最低書き込み/読み出し速度15Mbps、32Mbps
(4bitパラレルデータ転送時)
15Mbps
(4bitパラレルデータ転送時)
120Mbps/(8bitパラレルデータ転送時)
40Mbps/(4bitパラレルデータ転送時)
最大転送単位512Byte2,048Byte
最大転送クロック40MHz/(4bitパラレルデータ転送時)60MHz/(8bitパラレルデータ転送時)
40MHz/(4bitパラレルデータ転送時)


(2009年 8月 6日)

[AV Watch編集部 中林暁]