パナソニック、業務用小型AVCHDレコーダとカメラヘッド
-EDIUS Neo 2を期間限定で同梱。レコーダにはHD-SDI搭載
パナソニック株式会社は、業務用AVCHD機器「AVCCAM」シリーズの新製品として、SDHCカードへAVCHD記録できるポータブルレコーダ「AG-HMR10U」を10月より発売する。価格は336,000円。またレコーダのオプションとして、専用のカメラヘッド「AG-HCK10G」も同時期に発売。価格は210,000円。
なお、同製品にはトムソン・カノープスのノンリニアビデオ編集ソフト「EDIUS Neo 2」を、期間限定(2010年3月までを予定)でバンドル。レコーダの型番「AG-HMR10U」はEDIUS Neo 2同梱版のもので、レコーダ本体の型番は「AG-HMR10」となる。
AG-HMR10Uは、AVCHDフォーマット(MPEG-4 AVC/H.264)での記録が可能なポータブルレコーダ。記録メディアはSDHCカードを採用する。カメラヘッドであるAG-HCK10Gとの接続のほか、業務用の非圧縮端子であるHD-SDIを搭載しており、対応のカメラレコーダ(HD-SDI接続)からAVCHD収録ができる。
記録モードとして、プロ用画質の「PHモード」(最大24Mbps)を用意し、フルHDの1,920×1,080ドットで最長180分の記録(32GB SDHCカード利用時)が可能。HAモード(1,920×1,080ドット/約17Mbps)、HGモード(1,920×1,080ドット/約13Mbps)、HEモード(1,440×1,080ドット/約6Mbps)も用意する。
本体に3.5型液晶ディスプレイを搭載し、映像をモニタリングすることが可能。映像を確認しながら、AG-HCK10Gのリモートコントロールなどもできる。TC/UB記録にも対応。HD-SDIのほか、HDMI端子も装備。スピーカーも内蔵する。
AG-HCK10Gは、AG-HMR10U専用のカメラヘッド。1/4.1型の約200万画素プログレッシブ3MOSを搭載する。動画の有効画素数は約251万画素。レンズは光学12倍で、光学式手ブレ補正システム「OIS」を備える。マイクも内蔵する。
AG-HMR10Uとの接続は、別売の専用ケーブルを使用する。レコーダのフロントパネルでの操作で、ズームやフォーカス、アイリス設定などのコントロールが可能。白トビを自動で制御できるダイナミックレンジストレッチャー(DRS)機能や、拡大表示するフォーカスアシスト機能、2/5/10倍のデジタルズームも備える。
(2009年 8月 21日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]