パナソニック、重さ約1kgの業務用AVCHDカメラ

-期間限定で「EDIUS Neo 2」同梱。266,700円


別売の指向性マイク「AG-MC200G」とXLRマイクアダプタ「AG-MYA30G」装着時

8月発売

標準価格:266,700円


 パナソニック株式会社は、業務用AVCHD機器「AVCCAM」シリーズのビデオカメラ新モデルとして、重量約1kgのコンパクトモデル「AG-HMC45U」を8月に発売する。価格は266,700円。なお、2010年3月までは、トムソン・カノープスのビデオ編集ソフト「EDIUS Neo 2」(29,800円)を同梱したセットとして販売する。型番の「AG-HMC45U」はEDIUS Neo 2同梱版のもので、カメラ本体の型番は「AG-HMC45」。

 1/4.1型305万画素(動画の有効画素数は約251万画素)のプログレッシブ3MOSを搭載。プロ用画質の「PHモード」(最大24Mbps)により、フルHDの1,920×1,080ドットで最長180分の記録(32GB SDHCカード利用時)が可能。6Mbps平均のHEモードでは最長720分(同)の長時間収録に対応する。また、約1,060万画素の静止画撮影も行なえる。記録メディアはSDHCカード。

 レンズは新開発の10群13枚ライカディコマーレンズ。光学12倍ズーム(F1.8~2.8)や光学式手ブレ補正を搭載する。35mm換算の焦点距離は、16:9動画の場合40.8~490mm。フィルタ径は43mm。

 業務用製品の画作りを継承し、基本的な色調を選択する4種類のマトリクステーブルや、ハイライト部のコントロール、輪郭補正やノイズ除去を調整するHディテール/Vディテール/ディテールコアリング/スキンディテールなどのチューニング機能を搭載。

 デジタルシネマ用の「VARICAM」のノウハウから生まれた独自のガンマ機能も搭載し、用途に応じて7モードから選択できる。また、画素ごとの明暗に応じたガンマカーブとニースロープを推定し、リアルタイムで適用する「ダイナミック・レンジ・ストレッチャー」(DRS)を搭載し、同一面内で暗部/明部/中間調が存在するシーンでも黒ツブレや白トビ、色トビを最小限に抑えるという。

 撮影モード「PH」では1,920×1,080または1,280×720ドットから選択でき、最大24Mbps/平均21Mbps、60i/30p/24pで記録可能。そのほか、1,920×1,080ドットでは平均約17Mbpsの「HA」と同約13Mbpsの「HG」、1,440×1,080ドット/平均約6Mbpsの「HE」を用意する。

 そのほかの機能として、記録開始の操作をした時点より約3秒前からの映像/音声を記録できる「プリREC」や、記録映像のサムネイルに目印をつけられる「ショットマーク」、直前に収録した映像の終端をワンタッチで確認できる「RECチェック」などの機能も備える。

 0.26型ワイド/約11.3万画素のアイカップ付き液晶カラービューファインダと、2.7型ワイド/約23万画素の液晶モニタを搭載。着脱式のハンドルを備え、利用シーンに合わせて撮影スタイルを変更できる。

 出力端子は、HDMIとD端子(ミニ)、AVマルチ出力を搭載。ステレオミニ外部マイク入力も備える。また、別売マイクアダプタ「AG-MYA30G」(31,500円)により、ホール/スタジオのマイクなどからのXLR入力にも対応する。本体に20mm径スピーカーも内蔵。

 外形寸法は136×304×135mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリ/付属品を除く重量は約980g。撮影時(付属バッテリ/SDカード/別売XLRマイクアダプタ/別売マイク利用時)は約1.4kg。バッテリ(2,640mAh)やワイヤレスリモコン、ショルダーベルト、タッチペンなどが付属する。



(2009年 7月 21日)

[AV Watch編集部 中林暁]