ソニー、S-Master搭載のBD向け5.1chシアターシステム

-新BDプレーヤー「S360」にデザインマッチ


9月19日発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、5.1chシアターシステム「HT-SF360」を9月19日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後の見込み。

HT-SF360(左)とBDP-S360(右)

 独自のデジタルシグナルプロセッサ(DSP)とフルデジタルアンプ「S-Master」を搭載したセンターユニットと、5.1chスピーカーから構成されるシアターシステム。9月5日に発売されるBDプレーヤー「BDP-S360」とデザインをあわせて、組み合わせて利用した際に、洗練されたホームシアターを構築できる、としている。

 アンプには、独自のデジタルアンプ「S-Master」を採用。総合出力は980Wで、最大出力は143W×5ch、サブウーファは265W。S-Masterの採用により、音のゆがみや音質劣化を抑制し、原音に忠実な再生が可能とする。AM/FMチューナも装備する。

 付属の測定用マイクにより、スピーカー距離や音量を補正し、部屋の音響特性にあわせた音場再現を可能にする「D.C.A.C.(Digital Cinema Auto Calibration)」も搭載している。入力端子はHDMI×3、光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ音声×3、ウォークマン用DMPORT×1。HDMI出力は1系統備えている。

 HDMIは、ドルビーTrueHDなどのデコードには対応しないが、リニアPCM 7.1c音声入力に対応している。x.v.Colorもサポートするほか、HDMI CEC機能の「ブラビアリンク」にも対応しており、液晶テレビ「BRAVIA」のリモコンからHT-SF360を連動操作できる。また、対応BRAVIAの「シアター」ボタンを押すだけで、テレビのスピーカーからHT-SF360に音声出力を切り換えられる。さらに、接続機器でのデジタル放送視聴時に、EPGの番組情報に応じて自動的に音質モードを切り替える「オートジャンルセレクター」も搭載。スタンダード/ムービー/ニュース/スポーツ/ミュージックの各モードを自動選択できる。

 消費電力は約150W(待機時0.3W)。センターユニットの外形寸法は430×333×66.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.4kg。

 スピーカーは薄型のデザインのものを採用し、フロントとサラウンドの各スピーカーは高さ調節可能なスタンドを装備している。フロント/サラウンドには、65mmフルレンジユニットを搭載。センタースピーカーは30×60mmコーンユニットを、サブウーファには160mmコーンユニットを搭載する。

 スピーカーの外形寸法/重量は、フロントが315×315×1,015~1,345mm(幅×奥行き×高さ)/約3.3kg(スタンド含む)、センターが380×64×50mm(同)/約0.38kg、サラウンドが290×290×1,045~1,235mm(同)/約2.6kg。サブウーファは220×325×395mm(同)/約5.6kg。


(2009年 8月 26日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]