LoiLo、マルチタッチ対応の動画編集ソフト「LoiLoTouch」

-指でズーム/回転/整理/手書き文字など。CUDA対応


10月22日発売

標準価格:「ダウンロード版」11,800円
       「パッケージ版」17,640円


 株式会社LoiLoは、動画編集ソフトの新製品「LoiLoTouch」(ロイロタッチ)を10月22日に発売する。販売は、ダウンロード版をLoiLoが、パッケージ版を株式会社ジャングルが行なう。価格は、ダウンロード版が11,800円、パッケージ版が17,640円。LoiLoのホームページでは体験版のダウンロードも行なっている。

パッケージ版
 ハイビジョン動画などを、直感的な操作で編集できるソフト。Windows 7の「マルチタッチ」に対応したことで、操作性をさらに向上させたことが特徴となっている。別途マルチタッチ対応ディスプレイを利用することにより、2本の指でサムネイルをズーム、回転、整列させるといった操作が可能。

 マルチタッチは、Windows 7のHome Premium以上で対応。なお、「LoiLoTouch」はWindows XP/Vistaもサポートするが、両OSではマルチタッチが行なえないため、シングルタッチやペン/マウスでの操作となる。

 基本操作として、3ステップで動画編集が可能となっており、「触って」、「投げて」、「くっつける」という動作で再生や並び替え、結合が行なえる。

 動画にタッチすることで手書き文字やスタンプ、モザイクなどのエフェクトが追加可能。また、2本の指を回転させることで散らばったサムネイルを集めて整理できる。さらに、2本の指を広げたり、回したりしながら配置することが可能。そのほか、操作を記録して作ったアニメーションも追加できる。

指でサムネイルを移動サムネイルの回転(左)や、手書き文字の追加(右)も

 GPUを使った動画エンコードや再生にも対応し、対応ビデオカードなどを利用することで、フルHD動画編集でも軽快な動作が可能。再生ではNVIDIAのPureVideoHDやAMDのUVD2に対応するほか、エンコードはCUDAに対応し、CPU使用時より10倍のスピードでエンコードが行なえるとしている。

 入力可能な動画フォーマットはAVI、MPEG、DivX、WMV、FLV、SWF、M2TS、MP4、MKV、VOB、RM、QuickTimeなど。音声はMP3、WAV、WMA、OGA、MKA。静止画はJPEG、GIF、TIFF、BMP、PNGなどをサポート。

 出力フォーマットは、動画がWMV/MOV、MP4、AVIで、DVDや携帯電話(3GP/2G2)、PSP、iPod/iPhone/AppleTV、PS3用の動画や、YouTubeアップロード(HD含む)用の動画も作成可能。静止画はJPEG、PNGで出力できる。


(2009年 9月 30日)

[AV Watch編集部 中林暁]