動画編集ソフト「Super LoiLoScope」がCUDAに対応

AVC変換時のメニューに「CUDA」が追加

　株式会社LoiLoは8日、フルHD対応の動画編集ソフト「Super LoiLoScope」(スーパー・ロイロ・スコープ)の最新バージョン「Super LoiLoScope MARS」を発表した。NVIDIAの「CUDA」技術に対応し、エンコードなどの処理速度が向上する。

　最新バージョンはVer.1.4.0.1。従来製品のユーザーには自動更新機能経由でアップデータが提供される。なお、同社サイトで体験版も公開している。

　アップデートにより、対応グラフィックカードのGPUによる並列処理能力を活用できる「CUDA」をサポート。同社テストでは、フルHD映像のAVCHDをMP4にエンコードした際の速度が、CPUに比べ10倍という結果が出ている。AVCHDのフルHD映像のデコード/編集も可能になった。主な新機能や改善項目は下記の通り。

 

• GPUアクセラレーションによるMPEG-4 AVC/H.264エンコード
• AVCHDのフルHD動画の再生、編集
• マグネット書き出し、複数の動画を一気に書き出し
• プロジェクト保存用インタフェースを改善
• 画像編集を高速化
• 元ファイルサーチ機能の追加
• 9言語に対応(日本語、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ブラジル語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語)
• MP4、iPod、iPhone、PSP、PS3、AVCHD、Blu-ray向けのMPEG-4 AVC/H.264、YouTube HDの各映像フォーマットに対応