シャープ、大阪堺の第10世代液晶パネル工場稼働開始

-工場名は「シャープグリーンフロント 堺」に


シャープグリーンフロント 堺の全景。中央の大きな建物が液晶パネル工場

10月1日稼働開始


 シャープ株式会社は1日、大阪府堺市の液晶パネル工場を稼働開始したと発表した。稼働開始に合わせて、堺市の生産拠点の名称を「シャープグリーンフロント 堺」に決定した。

シャープグリーンフロント 堺のロゴ

 同液晶パネル工場は、世界で初めて第10世代のマザーガラス(2,880×3,130mm)を採用。液晶パネルの製造はシャープディスプレイプロダクト株式会社が担当し、独自の光配向技術「UV2A」による高コントラストで省エネ性に優れた40型以上の液晶パネルを生産する。液晶の生産能力は72,000枚/月で、稼働当初は36,000枚/月となる。

 シャープグリーンフロント 堺では、液晶パネルのほか、薄膜太陽電池パネルも製造。太陽電池工場は2010年3月までに稼働予定としている。

 所在地は、大阪府堺市匠町1番地、敷地面積は約127万m2。敷地内の全ての照明にLED(約10万台)を採用したほか、今後、全工場の屋根上に太陽電池パネルを設置して消費電力の一部を賄うなど、環境配慮型製品を世界に供給する環境先進型生産拠点として展開する。


(2009年 10月 1日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]