パナソニック、iPod対応の9型液晶メディアプレーヤー

-CD/SD/ラジオ搭載。4GBメモリ内蔵で実売5万円


MW-10

10月23日発売

標準価格:オープンプライス


 パナソニック株式会社は、9型液晶と4GBメモリ、CDプレーヤー、ラジオなどを一体化した「マルチメディア オーディオシステム」2製品を10月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はiPodドックを備えた「MW-10」が5万円前後、iPodドック非搭載の「MW-7」が4万円前後の見込み。カラーは、MW-10がブラック(K)、ホワイト(W)、レッド(R)の3色で、MW-7はホワイト(W)のみとなっている。

 9型/800×480ドットの液晶ディスプレイとステレオスピーカーを備えたメディアプレーヤー。上位モデルのMW-10は、iPodドックを背面に備え、装着したiPodの動画/音楽が再生可能。対応iPodは第4世代以降のiPodとmini、nano(第4世代まで)、touch(第2世代まで)、classic。ただし、iPodの静止画表示は行なえない。

iPodドックを備えたMW-10のレッド、ホワイト、ブラック

 iPod対応以外の仕様は両機種ほぼ共通で、CDやSDカードの音楽再生や、静止画スライドショー表示が可能なほか、AM/FMチューナも備える。CDプレーヤー部は音楽CDのほかCD-R/RW(CD-DA形式)も再生できる。SDスロット部ではカード内のSDオーディオ(AAC/MP3/WMA)の再生に対応。静止画の対応ファイルはJPEG(最大5,120×3,840ドット/10MB)。ディスプレイにはCDなどの音楽情報や、ラジオ情報、カレンダーなども表示できる。

 USB端子を備え、別売パソコン用ソフト「SD-Jukebox」SDカードから音楽データをSDカードに転送可能。さらに、本体の4GBメモリにSDカードやCD-R/RWから写真データのコピーが可能。USB接続したパソコンからも静止画を取りこめる。なお、本体メモリへの録音は行なえないほか、MW-10に装着したiPodとパソコン間でのデータ同期には非対応。

MW-7

 内蔵アンプは5W×2ch。竹繊維振動板の4cm径フルレンジスピーカーを搭載する。ドライバユニットにはネオジウムマグネットを搭載し、音圧の向上を図っている。また、スピーカーユニットの前に反射板を外向きに配置した「音場拡大技術」により、広がりのある音場を可能にしたとしている。そのほか、コーナー/出入り口をラウンド形状にすることで、空気の流れをスムーズにする「立体構造エアロストリームポート」により低歪みで豊かな低音を再生するという。入力音量に応じた低域強調を行なう「D.BASS」回路も搭載。ステレオミニのヘッドフォン出力も装備する。

 電源はACアダプタを使用。電源切(スタンバイ時)の消費電力は約0.3W。最大3つまで設定できるオン/オフタイマーを装備。オン時に任意の音楽や静止画を再生することもできる。外形寸法は252×150×202mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.9kg。リモコンが付属する。

 なお、MW-10/7は直販サイト「パナセンス」でのモニター販売も実施。MW-10の3色とMW-7を各50台、計200台を用意し、入札形式で高い価格を提示した希望者から順に購入が決定する。下限価格はMW-10が34,900円、MW-7が27,900円。応募締め切りは10月19日の13時まで。詳細はパナセンスのページで案内している。


□モニター販売ページ
http://club.panasonic.jp/mall/sense/open/monitor/MW-10/


(2009年 10月 5日)

[AV Watch編集部 中林暁]