ヤマハ、2.1chスピーカー搭載iPod/iPhoneクロックラジオ

-iPodドックから無線でPCM伝送する「AirWired」採用


TSX-W80。iPhoneは別売

12月上旬発売

標準価格:オープンプライス


 ヤマハ株式会社は、iPod/iPhone用クロックラジオ2モデルを12月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はiPodをワイヤレス接続する「TSX-W80」が36,000円前後、iPodドック一体型で小型モデルの「TSX-70」が20,000円前後の見込み。



■ TSX-W80

左からアイボリー、ダークパープル、ライトブルー

 2.1chスピーカーと4W×2ch+8Wアンプ、AM/FMラジオ、時計を搭載する本体と、無線接続のiPodトランスミッターで構成する製品。iPod/iPhoneスピーカーとして利用でき、動画を手元のiPod/iPhoneに表示、音声をスピーカーで聴くという使い方も可能。カラーはライトブルー(AL)、ダークパープル(VD)、アイボリー(C)の3色。

 iPod/iPhoneを音源だけでなく、TSX-W80のワイヤレスリモコンとして電源のON/OFFや、音量調節が行なえる。無線接続には独自の「AirWired(エアワイヤード)」伝送技術を採用。iPod/iPhoneの音声を、2.4GHz帯を使って非圧縮のPCMで高音質伝送する。また、iPodで動画を再生した場合の映像/音声のズレもほとんど生じないという。なお、専用のワイヤレスリモコンも付属する。

 対応iPod/iPhoneは、第5世代iPodと、iPod nano/classic/touch、iPhone 3G/3GS。トランスミッターを本体に装着することでiPod/iPhoneの充電も行なえる。そのほか、ステレオミニのAUX入力も備え、iPod以外のプレーヤーとも接続できる。

 スピーカーユニットは4cm径フルレンジ×2と5.5cm径ウーファで、ウーファは底面に内蔵する。また、独自の低音再生技術「SR-Bass」を搭載。なお、別売ワイヤレスサブウーファキット「SWK-W10」(オープンプライス/実売14,000円前後)との接続にも対応する。

付属リモコン

 フロントパネルに大型の時刻表示を装備。表示の明るさは3段階で調節でき、部屋の明るさに応じて自動調節する照度センサーも搭載する。スリープ/アラーム機能も備え、iPod/ラジオの音をアラームとして利用可能。また、これらの音源とビープ音を組み合わせることも可能で、設定時刻の3分前から徐々に音量が大きくなり、設定時刻にビープ音が鳴る。ストレスを感じやすい高い周波数帯域を最初はカットして徐々に戻すといった工夫もなされている。

 操作系では、よく使う機能を前面のアナログノブに集約。天面のボタンは自照式となっている。電源はACアダプタを使用し、消費電力は10W(スタンバイ時1W)。外形寸法は260×141×90.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.2kg。



■ TSX-70

 コンパクトな筐体に2.1chスピーカーを内蔵したモデル。iPodドックは本体備え付けとなっており、「AirWired」には対応しない。カラーはベージュ(C)とダークブルー(AD)、ブラウン(T)の3色。

TSX-70と付属リモコン。iPhoneは別売左からダークブルー、ベージュ、ブラウン

 アンプ出力はTSX-W80と同じく4W×2ch+8Wで、アラーム機能やAM/FMラジオ、スピーカーユニットなどそのほかの仕様もTSX-W80とほぼ共通。AUX入力も備える。また、低音再生技術「SR-Bass」も搭載。ただし、ワイヤレスサブウーファーキット「SWK-W10」との接続には対応しない。

 電源はACアダプタを使用し、消費電力は10W(スタンバイ時1W)。外形寸法は210×134×110mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.4kg。リモコンが付属する。



(2009年 10月 7日)

[AV Watch編集部 中林暁]