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ヤマハ、iPodを音源兼リモコンとして使えるオーディオ
-再生音をPCMで伝送。無線を省いたiPodスピーカーも


PDX-50
11月中旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


 ヤマハ株式会社は、iPodを音源兼リモコンのように使って音楽を再生できる、ワイヤレススピーカーシステム「PDX-50」を11月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後の見込み。

 また、ワイヤレス機能を省き、天面にiPodを搭載するタイプのDock型スピーカー「PDX-30」も12月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後の見込み。


■ PDX-50

iPodの再生音をスピーカーへ無線伝送する

 iPodのDockコネクタに接続する、小型の無線送信ユニットと、受信機とアンプを内蔵した一体型スピーカーで構成するシステム。無線送信には「AirWired(エアワイヤード)」と呼ばれる独自開発の伝送技術を採用。iPodのDockから音声をデジタル信号で取り出し、2.4GHz帯を使って非圧縮のPCMで伝送。高音質な伝送ができるほか、Bluetoothを下回る低消費電力も実現したという。

 動画をiPodに表示し、音声をスピーカーから再生した際の音声遅延も12msに抑えており、通常視聴では気にならないレベルだという。

 対応iPodは第5世代iPodとiPod classic、iPod nano、iPod touch、iPhone/iPhone 3G。iPodを音源としているため、手元で選局などの操作が可能。音声はスピーカーから再生されるため、音源でありながら、iPodをリモコンのようにも扱えるという。

 送信ユニット用の充電台も付属しており、iPodの充電も可能。充電台にiPodを乗せたまま横向きにすると、横置きスタンドとしても利用可能。iPodが自然に斜め上を向くようになっており、机などに設置しての動画鑑賞に適するという。

送信ユニットに装着したまま、充電台に設置できる 送信ユニットにはネジのような調整装置が備えられており、接続したiPodをしっかりとホールドできる 送信ユニットの背面
送信ユニット側面にある充電用端子 充電台は輪っかのような形状 横に倒すと動画観賞用のスタンドになる

 アンプ部の最大出力は15W×2ch。内蔵スピーカーは8cm径のフルレンジユニット。エンクロージャはバスレフ。再生周波数帯域は60Hz~20kHz。外形寸法は350×125×127.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.7kg。外部入力端子などは備えていない。

スピーカー天面に備えた突起が受信部分。これを取り外すことはできない

背面。外部入力端子などは無い


■ PDX-30

 PDX-50と同様のデザインを採用しながら、ワイヤレス機能を省いたモデル。iPodスピーカーとなっており、天面のDock端子にiPodを接続して利用する。

 アンプ部の出力は15W×2ch。8cm径のフルレンジユニットを採用している。リモコンも付属する。対応iPodはPDX-50と共通で、iPhone 3Gにも対応。再生周波数帯域は60Hz~20kHz。外形寸法は350×125×109mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.7kg。

PDX-30 受信部分の代わりにiPod Dockを備えている リモコンも付属する

□ヤマハのホームページ
http://www.yamaha.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/2008/08100301.html

(2008年10月3日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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