LG Display、3D対応の23型フルHD液晶パネル量産を開始

-2D/3Dのモード切り替え対応。高画質化も


12月3日発表


 韓国LG Displayは3日、フルHD解像度の3D対応23型TFT液晶パネルの量産を開始したと発表した。「フルHDの3D液晶の量産は世界初」としている。

 この液晶パネルは、シャッターメガネを利用する3D方式を採用。同社が特許を持つ高性能3Dコントローラにより、従来のHD 3D製品に比べ2倍以上のデータ量を処理でき、フルHD映像にも対応した。また、パーツに銅バス線を採用したことで、画質の向上も図っている。なお、パネルは3Dと2Dのどちらも表示可能で、ユーザーがモードを切り替えて利用できる。

 同社は、フルHDの3D対応パネルを商品化することで、ゲームや映画、アニメなどの3Dコンテンツ市場の活性化を図る。なお、韓国では、政府の放送通信委員会において、地上波での3D放送のトライアルを2010年後半に行なうことが計画されているという。



(2009年 12月 4日)

[AV Watch編集部 中林暁]