三洋、音楽機器向けの「エネループ」モバイルバッテリ
-エフェクタ/アンプなどの9V機器を長時間利用可能
三洋電機株式会社は、「エネループ(eneloop)」の新製品として、エフェクタやアンプなど音楽機器用のポータブル9V電源として利用できる「エネループ ミュージックブースター」(KBC-9VS)を2010年3月4日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後の見込み。
ACアダプタや9V角型電池を使用するエフェクターやアンプ、グラフィックイコライザ、マルチトラックレコーダなどを、コンセントのない場所でも長時間使用することを目的に開発されたモバイルバッテリ。電池に比べ出力電圧が安定していることも特徴。また、本体は防水仕様(JIS IPX3相当)となっている。
使用イメージ |
内蔵バッテリはリチウムイオン充電池(3.7V/7.35Ah)で、最大出力は2,000mA。DC9Vの端子を2系統備え、2系統利用時はそれぞれ最大1,000mAとなる。DCケーブルも2本付属する。入力はAC100~240V。充電時間は約3.5時間。
使用時間の目安は、アナログエフェクタ(Distortion/Over Driveなど、消費電流約10mA)で約50時間、デジタルエフェクタ(Digital Delay/Digital Reverbなど、消費電流約50mA)で約27時間。マルチトラックレコーダ/シンセサイザー(消費電流約300mA)では約7時間。
出力ON/OFFが可能な電源スイッチを装備。また、バッテリの残量が色で分かるLEDランプを備え、約60%以上では緑、約30~60%ではオレンジ、30%以下では赤で点灯する。
外形寸法は120×65×42mm(縦×横×厚さ)、重量は約280g。極性変換ケーブルや専用ケースなどが付属する。
なお、この製品は1月14日~17日に米国で開催される楽器ショー「NAMM Show 2010」に出展される。
(2009年 12月 25日)
[AV Watch編集部 中林暁]