ハーマン、JBL最新モニタースピーカー「4319」

-伝統の構成/デザインに、改良ユニット採用


MODEL 4319 CONTROL MONITOR

3月1日発売

標準価格(1本):168,000円

 ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの新モニタースピーカー「MODEL 4319 CONTROL MONITOR」を3月1日に発売する。価格は1本168,000円。

 4310、4311、4312、4318と、モデルチェンジを重ねながら40年以上のロングランを続ける、JBLモニタースピーカーの最新モデル。30cm径ウーファを採用した3ウェイに、フロントバッフルのモニターブルー配色など、伝統のユニット構成・デザインを踏襲しつつ、ユニットの改良などで音質を高めている。

 30cm径のウーファ、12.5cm径のミッドレンジ、ホーンと組み合わせた25mm径のドームツイータで構成する3ウェイ3スピーカーシステム。ウーファユニットの「213Nd-1」は、アルミニウムのボイスコイルを採用。磁気回路にはネオジウムマグネットとダブル・ボイスコイル構造を用いたデュアル・ドライブ(N.D.D.)を採用し、駆動力を高めている。

 ミッドレンジの「105H-2」は、ハーフロール・ラバーエッジやロング・ポールピース構造を取り入れ、低歪とフラットレスポンスを追求。

 ドームツイータの「054AlMg-1」は、アルミとマグネシウムの合金を振動板に使用。駆動部にはCCAWアルミボイスコイルと、ネオジウムマグネットを使用。振動板前面にはフェーズプラグを装備し、位相特性を整えている。また、SonoGlass製ホーンも組み合わせ、他のユニットとのエネルギーバランスと共に、指向性管理も行なっている。

 インピーダンスは6Ω。許容入力は100W。出力音圧レベルは92dB(2.83V/1m)。周波数特性は38Hz~40kHz(-6dB)。クロスオーバー周波数は800Hz/3.5kHz。

 ネットワークには太径ゲージ空芯コイルやポリプロピレン・フィルム・キャパシタなどの高性能パーツを採用。低域用と中高域用でネットワーク回路を分離し、独立配置することで、相互干渉も抑えている。

 スピーカーターミナルはバイワイヤリング対応。中/高域レベルの独立した調整が可能な連続可変型MF/HFアッテネータ・ボリュームも装備している。キャビネットには全面に高比重MDF材を用い、各部に綿密な補強とブレーシングを施した高剛性設計としている。

 外形寸法は362×289(サランネット含めると302)×597mm(幅×奥行き×高さ)。サランネット込の重量は18.7kg。


(2010年 2月 19日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]