日テレ、アナログ放送のレターボックス化を先行実施

-4月5日より。生放送番組を除く全番組


4月5日より実施(一部番組除く)

 日本テレビは、7月のアナログ放送全番組レターボックス化を前に、4月5日より、生放送番組を除く全番組(スポーツ中継含む)のアナログ放送をレターボックス表示を開始する。

 アナログ放送のレターボックス化は、2011年の地上デジタル完全移行に向けた在京民放キー局の取り組みの一つで、7月には全番組のレターボックス化を実施。それに先がけ、今回同局では4月5日より、報道や情報の生放送番組を除く全番組(スポーツ中継含む)のアナログ放送レターボックス化を行なう。ただし、CMは対象外。

 現在はアナログ放送の4:3サイズも考えて、両サイドカットを前提に16:9サイズの番組を制作しているが、今回のレターボックス化により、アナログも本来の16:9サイズを活かすことが可能で、「視聴者のみなさまに地上デジタルテレビの更なる魅力を伝えていくことにも繋がる」としている。

 なお、2010年度の巨人戦中継では、3月26日の開幕戦から「完全16:9映像制作への挑戦と位置づけ、新たな画角に対応した野球中継の演出を行なうという。

 また日本テレビでは、地デジ時代に相応しいコンテンツを開発する「2010地デジコンテンツ開発プロジェクト」を3月8日付けで新設した。委員長は五味一男上席執行役員。


(2010年 3月 8日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]