ソニー、LEDと4倍速で新デザインのBRAVIA「NX800」
-4倍速のエントリー「HX700」も。どちらも46/40型
ソニーは、LEDバックライトを採用し、4倍速駆動の「モーションフロー240Hz」にも対応した液晶テレビ「NX800」シリーズを4月30日に発売する。3D表示には対応しないが、無線LAN機能を内蔵しているのが特徴。サイズは46型と40型を用意する。価格は全てオープンプライス。
さらに4月30日には、4倍速駆動のエントリーモデルとして、HX700シリーズも発売。CCFLバックライトで、エントリーゾーンからのステップアップモデルと位置付けられている。サイズは46型と40型。価格はオープンプライス。
なお、いずれも4月1日に施行される改正省エネ法に基づく新評価において5つ星であり、新エコポイント(2010グリーン家電エコポイント制度)の対象になるとしている。
シリーズ | サイズ | 型番 | 仕様 | 店頭予想価格 |
NX800 | 46型 | KDL-46NX800 | LEDバックライト 4倍速駆動 クリアブラックパネル おき楽リモコン 無線LAN内蔵 | 26万円前後 |
40型 | KDL-40NX800 | 20万円前後 | ||
HX700 | 46型 | KDL-46HX700 | CCFLバックライト 4倍速駆動 クリアブラックパネル おき楽リモコン | 25万円前後 |
40型 | KDL-40HX700 | 19万円前後 |
■ NX800シリーズ
従来のW5、F5シリーズの後継としてラインナップされるNX800シリーズ。特徴は、一枚板を引き延ばしたようなモノリシックデザインを採用した事。前面ガラスを採用し、別売スタンドにも対応。46型で厚さは25~55mmと薄型になっている。
デザイン面の特徴として、3つの要素を採用。テレビが点いているときはシンプルなデザインの中に映像を映すことで観る人の意識を映像に集中させ、テレビが消えているときもインテリアの一部として部屋に溶け込むという「On/Off Conscious(オン/オフ コンシャス)」、別売のテーブルトップスタンドで本体を上に6度傾けることができ、ローボードなどに設置しても自然な視線で観ることができる「6° Upward Style(6度のアップワードスタイル)」、もう1つはアルミニウムとガラスといった対照的な素材を組み合わせて、素材の質感を強調し、上質感が生まれるという「Contrast of Materials(素材のコントラスト)」で上質な空間を演出するという。
46型/40型の2モデルを用意する | モノリシックデザインを採用 |
一枚板を引き伸ばしたような前面ガラスパネルを採用 | ベゼル部分に操作ボタンを備えており、タッチパネル式になっている |
パネル解像度は46/40型共にフルHD(1,920×1,080ドット)。新開発のクリアブラックパネルを採用し、外光の映り込みを抑え、明るい部屋でも深い黒を再現。表示する映像の光がテレビ表面で拡散することも防ぎ、輪郭のくっきりした鮮やかな映像を楽しめるという。4倍速駆動の「モーションフロー240Hz」にも対応し、残像感を低減している。バックライトにはエッジライト型のLEDを採用。なお、部分駆動には対応していない。映像エンジンはブラビアエンジン3。
スタイリッシュなテーブルトップスタンドも別売で用意 | 別売の通常スタンドを使用する事も可能 |
横から見たところ |
ソニーのブルーレイレコーダで録画した番組をネットワーク経由で再生できるクライアント機能「ソニールームリンク」にも対応し、ソニー製レコーダで録画した番組をネットワーク経由で再生可能。MPEG-4 AVCに変換して録画した番組の再生も行なえる。
付属リモコンは、FeliCaポートを備え、テーブルなどの上に設置したまま操作できる、幅広でRF方式式の「おき楽リモコン」。
品番 | KDL-46NX800 | KDL-40NX800 |
サイズ | 46型 | 40型 |
スピーカー | 10W×2 | |
消費電力 (待機時) | 158W | 138W |
年間消費電力量 | 177kWh/年 | 163kWh/年 |
主な入出力端子 | HDMI×4 アナログRGB(D-Sub 15ピン)×1 Ethernet×1 USB×1 | |
外形寸法 (スタンド含む) (幅×奥行き×高さ) | 112.7×32×74.2cm | 99.4×29×66.9cm |
重量 (スタンド含む) | 28.8kg | 23.8kg |
■ HX700シリーズ
NX700シリーズ |
NX800と同様に、エントリーモデルからのステップアップモデルと位置付けられており、新たに追加されるシリーズとなる。本体にはモノリシックデザインを採用している。前面にガラスを使ったデザインも特徴となっている。
新開発のクリアブラックパネルを採用。外光の映り込みを抑え、コントラストの高い映像表現を可能にし、輪郭のくっきりした鮮やかな映像を楽しめるとしている。
左から46、40型の2機種を用意する | 46型の「46HX700」 | こちらも一枚板を引き伸ばしたようなデザイン |
横から見たところ |
バックライトは従来の液晶テレビと同じCCFL。4倍速駆動の「モーションフロー240Hz」に対応し、残像感を低減している。映像エンジンはブラビアエンジン3。チューナは地上/BS/110度CSデジタル×各1と地上アナログ×1。
「ブラビアネットチャンネル」を搭載し、アクトビラ ビデオ・フルや、YouTube、U-NEXTなどのビデオ配信サービスに対応するほか、「ブラビアポストカード」や、好みのウィジェットを追加できる「アプリキャスト」も利用可能。本体に無線LANは内蔵しないが、別売アダプタ「UWA-BR100」をUSB接続することで無線LANが利用可能になる。
おまかせ画質センサーや主電源スイッチなどで省電力化にも配慮している。テーブルなどの上に設置したまま操作できる、FeliCa対応/幅広の「おき楽リモコン」が付属する。
品番 | KDL-46HX700 | KDL-40HX700 |
サイズ | 46型 | 40型 |
スピーカー | 10W×2 | |
消費電力 (待機時) | 210W (0.17W) | 172W (0.17W) |
年間消費電力量 | 210kWh/年 | 175kWh/年 |
主な入出力端子 | HDMI×4 アナログRGB(D-Sub 15ピン)×1 Ethernet×1 USB×1 | |
外形寸法 (スタンド含む) (幅×奥行き×高さ) | 115.4×37×74.1cm | 102.3×31×66.5cm |
重量 (スタンド含む) | 28.4kg | 22.4kg |
(2010年 3月 9日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]