クリエイティブ、カード上にRCAを備えた「Sound Blaster」

-PCI Express接続の「X-Fi Titanium HD」。19,800円


5月中旬発売

標準価格:オープンプライス


 クリエイティブメディアは、ハイエンド向けサウンドカード「PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium HD」(SB-XFT-HD)を5月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は19,800円。対応OSはWindows Vista/7で、32/64bit版の両方をサポートする。

内部

 PCI Express x1接続のサウンドカード。光デジタル入出力(丸型)兼用のアナログRCA入出力端子を各1系統備え、デジタル入出力は24bit/96kHzまで、アナログ出力は24bit/192kHzまで対応する。なお、カード上へのRCA入出力搭載はSound Blasterで初としている。

 高級オーディオ向けのパーツを採用し、中高域のダイナミクス改善や、ノイズ低減を追求。SN比を122dB(アナログ出力)まで向上させたほか、全高調波歪率は0.001%とした。フロント出力にはソケットタイプのオペアンプを採用し、交換も可能となっている。ステレオミニのヘッドフォン出力と3.5mmのマイク入力も装備し、ヘッドフォン出力のSN比は117dB(330Ωのヘッドフォン使用時)。ヘッドフォン出力時は自動でフロント出力がミュートされる。

 THXのPC向け技術「THX TruStudio PCテクノロジー」も搭載する。映画やゲームなどの「Dolby Digital Live」と「DTS Connect」に対応し、映画やゲームなどの5.1ch音声データを、アナログ音声出力だけでなく、ドルビーデジタルまたはDTSに変換して光デジタル端子から出力可能。さらに、ゲーム向けオーディオAPIの「EAX ADVANCED HD 5.0」もサポートする。

 ドライバはDirectSound、MME、WDM、ASIO 2.0に対応。再生中の音声とマイク/ライン入力音声のミックス録音も可能となっている。

入出力端子部。アナログ入力のL側端子が光デジタル入力を、R側が光デジタル出力を兼ねているTHX TruStudio PCにより、バーチャルサラウンドや圧縮音源の高音質化、低域強調などが行なえる


(2010年 4月 27日)

[AV Watch編集部 中林暁]