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クリエイティブ、PCI Express接続のSound Blaster X-Fi
-カード部をEMIシールド。日本企画のオーディオモデルも


PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audio

8月上旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


 クリエイティブメディア株式会社は、PCI Express x1接続のサウンドカード「PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium」シリーズ3モデルを8月上旬より順次発売する。対応OSはWindows XP/Vista。

 いずれも新設計のX-Fiプロセッサを搭載して音質向上を図ったサウンドカードで、最上位モデルの「Fatal1ty Champion Series」は、5インチ/3.5インチベイ用のI/Oボックス「X-Fi Box」を備えたゲーマー向け製品。ミドルクラスの「Professional Audio」は日本独自企画の製品で、HDMIヘッダ機能やノイズ耐性を強化したオーディオモデル。「X-Fi Titanium」は、PCI Express x1接続のスタンダードモデルとなる。

【PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium】
製品名 品番 発売日 直販価格
X-Fi Titanium
Fatal1ty Champion Series
SB-XFT-FCS 8月上旬 22,800円
X-Fi Titanium
Professional Audio
SB-XFT-PA 17,800円
X-Fi Titanium SB-XFT 8月下旬 12,800円

X-Fi Titanium Fatal1ty Champion Series X-Fi Titanium Professional Audio X-Fi Titanium

X-Fiプロセッサを搭載

 サウンドカード部の基本仕様は共通で、アナログ入力は24bit/96kHz/ステレオ対応、アナログ出力は24bit/192kHzのステレオ、または24bit/96kHzの7.1チャンネルに対応する。S/N比は109dB。X-Fiプロセッサを搭載し、圧縮された音楽の高域/低域補間などを行ない、高音質な音声出力を可能としている。

 ゲームや音楽鑑賞、エンターテインメントといった使用用途に合わせてシステム全体を最適化する「モードアーキテクチャ」を採用している。

 ゲーム用オーディオAPI「EAX ADVABCED HD 5.0」にも対応。新たに「Dolby Digital Live」と「DTS Connect」に対応し、ゲームの5.1ch音声データをアナログ音声出力だけでなく、ドルビーデジタルもしくはDTSに変換を行なって光デジタル端子から出力可能となる。なお、DTS ConnectのVista対応は後日のアップデートによりサポート予定。ドライバは、DirectSound、MME、WDM、ASIO 2.0に対応。DVDプレーヤーソフト「Power DVD」のダウンロード権が付属する。

モードスイッチャで、エンタテインメント、オーディオクリエーション、ゲームの各モードを選択 エンタテインメントモード ゲームモード


■ X-Fi Titanium Professional Audio

X-Fi Titanium Professional Audio

 日本独自企画のサウンドカードで、オーディオ利用にこだわった製品となる。カード本体にはEMIシールドを施し、パソコンケース内部の電磁ノイズを遮断。さらに、7.1ch出力のために金メッキプラグと高純度OFC線を採用したステレオミニ-RCAケーブル(2m)を4本同梱している。

 入出力端子は、ライン出力端子×4(ステレオミニ)、ライン/マイク入力×1(ステレオミニ)、光デジタル入力、光デジタル出力、AD_EXT端子、DID_EXT 端子、HDMIヘッダー、Intelフロントパネルオーディオコネクタ。

 新搭載のHDMIヘッダー端子は、内部デジタル入力端子を持つグラフィックカードに接続することで、グラフィックカードのHDMI出力から映像とオーディオを同時に出力することが可能となる。対応グラフィックカードについての案内やサポートなどは行なわないという。

 なお、同端子はS/PDIF信号用のピン端子のため、ブラケット上の光デジタル出力との排他利用となる。また、同端子からドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなどの最新コーデックの出力はできない。

 また、ゲームオーディオ専用メモリの「X-RAM」を64MB搭載し、Quake4、BattleField2、Prey、Unreal Tournament 3 といった対応ゲームのパフォーマンスを向上する。

カード本体にはEMIシールドを施している 中央の白い端子がHDMIヘッダー ステレオミニ-RCAケーブルが4本付属する

 音楽録音/編集/管理ツール「Creative Media Toolbox」のフルバージョンもバンドル。音楽のリッピングやタグ情報の編集、MusicIDを使ったアナログ録音楽曲への自動タグ付与などの機能が利用できる。また、楽曲管理/転送ソフト「Creative Media Source」や、録音ソフト「Creative Smart Recorder」、波形編集ソフト「Creative Wave Studio」が付属する。


■ X-Fi Titanium Fatal1ty Champion Series

X-Fi Titanium Fatal1ty Champion Series

 PCI Express Sound Blaster X-Fi Titaniumの最上位モデル。カード本体にはEMIシールドを施し、電磁ノイズを遮断、5インチ/3.5インチベイ内蔵型のI/Oドライブが付属する。

 カード上の入出力端子は、ライン出力端子×4(ステレオミニ)、ライン/マイク入力×1(ステレオミニ)、光デジタル入力、光デジタル出力、AD_EXT端子、DID_EXT 端子、Intelフロントパネルオーディオコネクタ。

 I/Oドライブ部は、5インチベイもしくは3.5インチベイに接続できるモジュラーデザインを採用。ヘッドフォン出力(ステレオミニ)と、マイク入力(ステレオミニ)、AUXライン入力(RCA)と、AD_EXT端子、AUX_EXT端子、DID_EXT端子を装備する。ドライブのフロントパネルでボリューム操作や、X-Fi CrystalizerやX-Fi CMSS-3DのON/OFF設定が可能となっている。

 「EAX ADVABCED HD 5.0」や、「Dolby Digital Live」などに対応。64MBのX-RAMも内蔵する。楽曲管理/転送ソフト「Creative Media Source」や、録音ソフト「Creative Smart Recorder」、波形編集ソフト「Creative Wave Studio」が付属する。

5インチベイにI/Oドライブを接続できる 内側のモジュールだけ抜き出して、3.5インチベイにも装着できる PCI Express x1カード部


■ X-Fi Titanium

 PCI Express Sound Blaster X-Fi Titaniumのスタンダードモデル。EMIシールドは備えていない。また、X-RAMも省かれている。

 その他のカードの基本仕様は上位モデルとほぼ共通で、入出力端子は、ライン出力端子×4(ステレオミニ)、ライン/マイク入力×1(ステレオミニ)、光デジタル入力、光デジタル出力、Intelフロントパネルオーディオコネクタ。楽曲管理/転送ソフト「Creative Media Source」などが付属する。


 また、PCI Express Sound Blaster X-Fi Titaniumの発売を記念して、スピーカープレゼントキャンペーンを実施。7月16日から9月30日までにSound Blaster Titaniumシリーズを購入した人から抽選でマルチチャンネルスピーカー「Creative Inspire T6100(13,800円)」もしくは「Creative GigaWorks T40(17,800円)」をプレゼントする。台数はそれぞれ25台の合計50台。

□クリエイティブメディアのホームページ
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□ニュースリリース
http://jp.creative.com/corporate/pressroom/releases/welcome.asp?pid=12967
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( 2008年7月16日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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