パイオニア、ワンセグ搭載「エアーナビ」2モデル
-5.8型と4.8型。microSDカード動画再生にも対応
パイオニアは、「カロッツェリア」ブランドのポータブルナビ(PND)「エアーナビ」2モデルを6月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5.8型液晶の「AVIC-T07」が6~7万円前後、4.8型液晶の「AVIC-T05」が5~6万円前後。
さらに、「AVIC-T05」の本体色をプレシャスグリーンとし、オリジナルグッズも加えた数量限定パッケージ「エアーナビ SPECIAL BOX」(AVIC-T05-S1)も同じく6月下旬に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5~6万円前後。オリジナルグッズの内容は、microSDカードポケット付きストラップと本体カバー、クリーニングキット。
左が「AVIC-T07」、右が数量限定モデルの「AVIC-T05-S1」 |
いずれもワンセグ視聴が可能なPNDで、AV機能では新たにmicroSDカード内の動画再生にも対応したことが特徴。フォーマットはWMV/MP4/AVIをサポートする。また、MP3/WMA/AAC/WAV音楽再生やJPEG/BMP静止画表示も可能。なお、ワンセグの録画には対応しない。また、従来モデルで搭載していたBluetooth機能(ハンズフリー通話)は省かれている。
ディスプレイはAVIC-T07が5.8型、AVIC-T05が4.8型で、解像度はいずれも800×480ドット。バックライトはLED。28mm径/出力1Wのモノラルスピーカーも内蔵する。
ナビ用のメモリ容量は従来モデル「AVIC-T20」の4GBから強化し、8GBとした。また、地図データを従来の約1/5に圧縮できるという「L-Format」も採用。「HDDナビに比べ遜色ないクオリティを実現した」としている。さらに、画面スクロールや起動時間など従来比3倍まで高速化したという。そのほか、本体デザインやメニュー表示も見直されている。
PNDで初という毎月のデータ更新機能「マップチャージ」を採用。microSDカードをインターネット接続したパソコンに挿入すると情報が自動更新され、カードをナビ本体に入れることで本体のデータも更新される。なお、データ更新は'13年10月まで無料。AVIC-T07。本体デザインは、丸みのある形状に変更されている | 側面の端子/microSDカードスロット部 | 背面 |
本体色がプレシャスグリーンの数量限定モデル「AVIC-T05-S1」 |
AVIC-T05 |
いずれも、HSDPA/W-CDMA対応通信モジュールを使ってユーザー同士で渋滞情報を共有する「スマートループ渋滞情報」に対応。また、T07のみFM-VICSチューナも内蔵する。燃費表示や、急発進に対する警告表示などを行なう「エコステータス」機能も搭載している。
外形寸法と重量はT07が99×178×35.8mm(縦×横×厚さ)、500g。T05が95.1×154.2×25.8mm(同)、315g。取り付けキットは吸盤タイプで、ワンタッチで簡単に脱着できるというデタッチャブル機構を採用している。
(2010年 5月 6日)
[AV Watch編集部 中林暁]