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シャープ、”明るい3D”の4原色最上位機「AQUOS LV3」

−40〜60型でUSB HDD録画対応。2DのLX3も


7月20日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 シャープは、4原色「Quattron(クアトロン)」パネルを採用した新AQUOS 3シリーズを7月より発売する。そのうち、LV3シリーズと、LX3シリーズは直下型LEDバックライトを採用した、高画質/高音質モデルで、LV3シリーズのみ3D表示に対応する。

 エッジライト式LED採用のXFシリーズについては別記事で紹介する。

型番 サイズ 3D 特徴 発売日 店頭予想価格
LC-60LV3 60型 Quattron(4原色)
直下型LED
スキャン倍速
Wチューナ
USB HDD録画
7月30日 60万円前後
LC-52LV3 52型 45万円前後
LC-46LV3 46型 37万円前後
LC-40LV3 40型 28万円前後
LC-60LX3 60型 - Quattron(4原色)
直下型LED
スキャン倍速
Wチューナ
USB HDD録画
7月20日 55万円前後
LC-52LX3 52型 40万円前後
LC-46LX3 46型 32万円前後
LC-40LX3 40型 23万円前後

 

LV3シリーズ LX3シリーズ

 いずれも、4月に発表した4原色のUV2Aパネルを採用した液晶テレビで、解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。LVシリーズは4倍速/240Hz駆動、LX3は2倍速/120Hz駆動となる。4色パネルの愛称は「Quattron(クアトロン)」で、イタリア語の“4”と“電子(エレクトロン)”を組み合わせた造語となる。開口率の高さによる“明るさ”と、色再現性の2点が大きな特徴となる。

  

LV3シリーズ LC-52LV3 LC-40LV3

LX3シリーズ LC-60LX3 LC-46LV3

 


 

■ LV3は“明るい”3D表示対応。Quattronによる新画質向上技術も 

新4原色パネル「クアトロン」を採用
 最上位LV3シリーズは、40〜60型までの4モデルを用意し、3D表示に対応する。バックライトは直下型のLEDで、部分駆動技術は搭載しないが、スキャン倍速駆動により、残像感を大幅に低減する。なお、4月のQuattron技術説明会では、サイドライト式のLED技術を発表していたが、LV3/LX3では直下型のLEDとなる。

 Quattronは、従来のRGB(赤青緑)にY(黄色)を加えた「4原色技術」を採用した液晶パネル。高開口率技術「UV2A」をベースにしながら、RGBに加え、Yのサブピクセルを持つ新しい画素構造を採用し、Yの追加と独自のFRED技術による配線幅削減により、光の透過率を従来のRGBに比べて約20%向上した。さらに、色域も従来比1.1倍(CIE1931における色再現範囲)に拡張される。色域の拡張などの高画質だけでなく、高い透過率を活かした省エネ性能の向上も特徴といえる。 

4原色クアトロンで、明るい3Dを実現 省エネ性能もクアトロンの特徴

 LV3シリーズは、AQUOS初のフルHD 3D表示に対応。3D対応のBDプレーヤーや同時発表の3D「AQUOSブルーレイ」(BD-HDW700/HDW70など)から出力したBlu-ray 3Dディスクなどの表示に対応する。3D方式は左右の目用にあわせて用意した映像を交互に表示するフレームシーケンシャル方式で、3D視聴時には付属のアクティブシャッターメガネを使用する。 

2D-3D変換に対応
 3D表示では、片目あたりの発光時間が半減するほか、残像低減やメガネの偏光版や反射などの要因により、輝度が2D表示に対してほぼ1/10になってしまう。しかし、LV3シリーズでは、開口率の高いQuattronの採用により、3D表示時でも“明るい”という点が大きな特徴となる。

 加えて、スキャンニングLEDバックライトにより、LEDを分割駆動することで、残像感を低減。これにより、3D表示で大きな問題となる2重像(クロストーク)を大幅に低減し、明るく自然な3D表示を可能とした。

 デジタル放送の3D番組やCATVから外部入力される3D映像信号に対応。HDMIだけでなくD端子(1080i)で入力したサイドバイサイドとトップアンドボトム方式の3D映像を3Dで表示できる。また、デジタルカメラ(富士フイルムFinePix REAL 3D W1)などで撮影した写真をテレビにワイヤレスで送る「IrSS」も搭載している。

 2D-3D変換機能も装備し、リモコンのボタンを押すだけで、テレビやレコーダの映像を3D変換して3D映像を楽しむことができる。

 3Dメガネ「AN-3DG10」は1つ付属。また、シルバー、レッド、ブルーの3色のカラーバリエーションがオプションで用意される。実売価格は1万円前後の見込み。メガネを装着することで、3D表示が可能なほか、メガネのボタンを押すと2D映像として視聴できる「3D-2D変換」機能も搭載している。これは右目用の映像を両目に見えるようにメガネのシャッターの動きを調整することで実現しているという。この機能は、家族で映画などを見る際に、「1人は3Dで見たいが、もうひとりは3Dが苦手で2Dで見たい」という状況でも同じコンテンツを楽しめるように搭載したものという。

 メガネの電源は電池のほか、USBケーブルでの電源供給も可能となっている。一定期間トランスミッタ信号が受信できなくなるとメガネの電源が切れるオートパワーオフも備えている。 

3Dメガネ「AN-3DG10」 USB給電にも対応

 また、3D視聴のためにリモコンに「明るさアップ」ボタンを採用。昼間のリビングなど周辺が明るい場合でも、輝度を向上して3D映像を見やすくする。3D専用のサラウンドモードも搭載。リモコンのボタンを押すだけで、スタンダード/シアター/コンサートの3つの音場を選択可能で、空間の残響感を3D映像にあわせて変化させる。

LV3では3つの3D専用ボタンを装備
LVシリーズのリモコン。3D専用ボタンを装備する

画素数の増加を画質向上に応用
 3D以外の主な仕様はLV3/LX3シリーズ共通で、Quattronの採用により、2D表示でも黄色やシアン領域の表示範囲が拡大。既存のHDTVを大きく超える広い色域表現を実現できる。

 また、4つのサブピクセルから構成されるQuattronパネルは、画素数もRGBの622万画素(1,920×1,080×3)から、RGB+Yによる4色分の829万画素(1,920×1,080×4)と、約1.3倍に高精細化される。この特徴を生かし、よりなめらかな斜め線の表現を可能にした。

 加えて、専用の映像エンジン「フルハイプラス」を搭載。映像分析して精細感を補正するピクセルコントロール技術や新しい4原色変換技術を採用し、鮮やかかつ精細感ある映像再現を可能としたという。

 新映像モードとして、[映画](クラシック)を追加。ちらつき感のある昔のフィルム風の映像を再現するモードとなる。

新映像モード[映画](クラシック)を追加 3D対応をアピール


■ USB HDD録画に対応。ネット機能も強化

 地上/BS/110度CSデジタルチューナをWチューナ構成で搭載。地上アナログチューナも装備している。

 また、USB端子も2系統(LX3シリーズは1系統)装備しており別売のUSB HDDを追加することでデジタル放送録画にも対応する。よく見る番組を自動的に録画する「常連録画」機能も搭載しており、LV3シリーズでは3Dをキーワードにした常連録画が可能となっている。

USB HDD録画に対応 3D番組のみを「常連録画」できる ホームネットワーク機能を搭載

Duo Bassを搭載
 スピーカーは7.5W×2ch+15Wの、1ビットデジタルアンプを内蔵。4ウェイ8スピーカー(40型は7スピーカー)のオーディオシステム「ARSS」を採用している。60/52/46型では低振動ウーファ「Duo Bass」を搭載。2基のウーファユニットを向かい合わせて配置することで、本体の余分な振動を低減し、音への悪影響を防いでいる。

 LV3シリーズでは、AQUOS用にチューニングされた「AudioEngine音声LSI」を搭載。Spacious Sound 3D技術により3D専用のサランドモードを実現している。

 ネットワーク機能は、DTCP-IP/DLNAの動画/静止画/音楽データを再生できる「ホームネットワーク」に対応。別室のAQUOSブルーレイ(BD-HDW700/HDW70など)で録画したデジタル放送番組をネットワーク経由で再生できるほか、DLNAサーバー内の動画 /静止画/音楽ファイル再生も可能となる。


背面。3系統のHDMIを装備する

 「アクトビラ ビデオ・フル」や、「ひかりTV」にも対応。ひかりTVは別途対応チューナを用意することなく、契約するだけで利用できる。AQUOS独自のインターネットサービス用プラットフォーム「Exシステム」により、「AQUOS.jp」や「Yahoo! JAPAN for AQUOS」、「DoTV デジ×マガ」などのサービスに対応する。

 HDMIを3系統装備しており、レコーダなどとの連携機能「AQUOSファミリンクII」にも対応する。ARC(オーディオリターンチャンネル)やHDMIコンテンツタイプ連動にも対応する。また、新たに携帯電話との連携も可能となり、HDMI接続した携帯電話(ドコモのSH-07Bやソフトバンクの945SHなど)から、動画や写真を出力できる。 

ファミリンクIIに対応。携帯電話内のビデオなどを出力できるほか、メール受信、送信などの各種操作をAQUOSのリモコンから行なえる

モデル名 LC-60LV3 LC-52LV3 LC-46LV3 LC-40LV3
サイズ 60型 52型 46型 40型
パネル解像度 1,920×1,080ドット
テレビコントラスト 500万:1
視野角 上下左右176度
バックライト 白色LED(直下型)
チューナ 地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1
スピーカー 2cm径×2
5.5cm径×2
1.5cm×2.5cm×2
4cm×10cm×2
2cm径×2
6.5cm径×1
1.5cm×2.5cm×2
4cm×10cm×2
音声最大出力 30W(7.5W+7.5W+15W)
消費電力 未定 未定 未定 未定
年間消費電力量 未定 未定 未定 未定
入出力端子 【入力端子】
HDMI×3
D5×2
S映像×1
コンポジット×3
アナログRGB(D-Sub 15ピン)
音声入力
【出力端子】
モニター出力×1
(S映像付・ビデオ入力/録画出力兼用)
光デジタル音声×1
ヘッドフォン
その他の端子 USB×2
Ethernet
コントロール端子(RS 232C)
スタンド装着時の
外形寸法
1,457×346×951mm 1,257×288×832mm 1,121×260×756mm 985×240×679mm
重量 約47.5kg 約31kg 約26kg 約19kg

 

 

モデル名 LC-60LX3 LC-52LX3 LC-46LX3 LC-40LX3
サイズ 60型 52型 46型 40型
パネル解像度 1,920×1,080ドット
テレビコントラスト 500万:1
視野角 上下左右176度
バックライト 白色LED(直下型)
チューナ 地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1
スピーカー 2cm径×2
5.5cm径×2
1.5cm×2.5cm×2
4cm×10cm×2
2cm径×2
6.5cm径×1
1.5cm×2.5cm×2
4cm×10cm×2
音声最大出力 30W(7.5W+7.5W+15W)
消費電力 約222W 約170W 約155W 約137W
対記事消費電力 0.1W 0.1W 0.1W 0.1W
年間消費電力量 178kWh/年 150kWh/年 135kWh/年 117kWh/年
入出力端子 【入力端子】
HDMI×3
D5×2
S映像×1
コンポジット×3
アナログRGB(D-Sub 15ピン)
音声入力
【出力端子】
モニター出力×1
(S映像付・ビデオ入力/録画出力兼用)
光デジタル音声×1
ヘッドフォン
その他の端子 USB×1
Ethernet
コントロール端子(RS 232C)
スタンド装着時の
外形寸法
1,457×346×951mm 1,257×288×832mm 1,121×260×756mm 985×240×679mm
重量 約47kg 約30.5kg 約25.5kg 約18.5kg

(2010年 5月 31日)

[ AV Watch編集部 臼田勤哉]