EthernetでAV伝送や電源供給可能な「HDBaseT」規格化

-LG、Samsung、SPEなどが協力。2011年製品化へ


6月29日発表(現地時間)


 HDBaseT Allianceは29日(現地時間)、Ethernetを使ったオーディオ/ビデオ伝送技術「HDBaseT」の規格化が完了したと発表した。

IFA 2009で船井電機が出展したHDBaseT採用の「AirMount TV」

 同アライアンスはLG、Samsung、Sony Pictures、Valens Semiconductorの4社により設立。HDBaseTは、非圧縮のマルチメディア映像/音声をEthernetケーブルを介して伝送できる技術で、Ethernet信号や電源供給も可能な点が特徴。帯域は最大10.2Gbpsで、1080pや3D、4KのAV信号を伝送できる。

 伝送距離も最長100mと長く、一般的なCAT5e/6ケーブルを使って信号伝送可能となっている。Blu-ray DiscプレーヤーやSTB、ゲームコンソール、パソコンなどでの採用を想定。2010年下期内にライセンスを開始し、2011年には製品への採用が進むとしている。



(2010年 7月 5日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]