「ブラック★ロックシューター」のBlu-rayが12月に発売

-2体のフィギュア付で4,200円。BD単品は2,100円


アニメ版「ブラック★ロックシューター」
※ジャケットとは異なります
(C)huke/B★RS Project

12月発売

標準価格:2,100円~4,200円


 アニメ「ブラック★ロックシューター」のセルソフト版が、12月にBlu-rayとDVDで発売される。Blu-rayとDVDをセットにしたものを初回限定生産で発売するほか、BD単品版も用意。BD+DVD版には初回特典として2体のフィギュア(ねんどろいどぷちB★RSセット)が付属する。価格はBD+DVDセットが4,200円、BD単品が2,100円。発売元はB★RS Project、販売元はムービック。

 

発売日 タイトル仕様特典品番価格
12月BD+DVDブラック★ロックシューター
 Blu-ray&DVDセット
 (初回限定生産)
本編BD×1
本編DVD×1

本編50分
16:9
7カ国語字幕付
・huke&松雄祐輔描き下ろしダブルジャケット
・絵コンテ集
・ねんどろいどぷちB★RSセット
・huke&松雄祐輔カラーイラスト集
・トレーラー映像
・B★RSストップモーション・試作ショート映像(30秒)
・B★RSストップモーション・メイキング映像(13分)
BRSD-00014,200円
BDブラック★ロックシューター
 Blu-ray Disc
本編50分
16:9
7カ国語字幕付
・huke&松雄祐輔カラーイラスト集
・トレーラー映像
・B★RSストップモーション・試作ショート映像(30秒)
・B★RSストップモーション・メイキング映像(13分)
BRSD-00022,100円

 この作品は、雑誌の付録DVDやイベントなどで、既に配布や上映が行なわれているが、セルソフト版は様々な特典が用意されている。

 本編映像はリテイクされたバージョンを収録。さらに、初回限定のBD+DVDセットは、huke氏(原作イラスト)と松尾祐輔氏(アニメ版キャラクターデザイン)の描き下ろしダブルジャケット仕様となるほか、絵コンテ集と、「ねんどろいどぷちB★RSセット」が付属。これは、劇中に登場するキャラクター、ブラック★ロックシューターとデッドマスターという2体のフィギュアをセットにしたもの。

 

ねんどろいどぷちのブラック★ロックシューターには、武器の「★Rock Cannon」と「Black blade」が付属。さらに、目の部分に青い炎のパーツを装着する事もできる。デッドマスターにも武器の大鎌「Dead scythe」が付属する
(C)huke/B★RS Project

 さらに通常特典として、huke氏&松尾祐輔氏のカラーイラスト集(36ページ)も同梱。特典映像はトレーラー映像、B★RSストップモーション・試作ショート映像(30秒)、B★RSストップモーション・メイキング映像(13分)を収めている。これらの通常特典はBD単品版にも付属・収録されている。

 特典映像として収録されている「B★RSストップモーション」は、ブラック★ロックシューターの人形を使って作られたストップモーションアニメで、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」や「コラライン」を手掛けたハリウッドのスタッフが製作。音楽はリンキンパークのジョー・ハーンが手掛けているという。


 

グッドスマイルカンパニーがイラストを1/8スケールのフィギュア化した

 「ブラック★ロックシューター」とは、イラストレーター・huke氏がネット上で公開した一枚のイラストにインスピレーションを受け、ミュージシャンのryo氏が中心となっているクリエイター集団supercellが、初音ミクを歌わせた楽曲を製作。2つの才能がコラボレーションする形で、動画投稿サイト・ニコニコ動画において、歌とイラストを組み合わせたプロモーション動画が公開されたのを発端としている。

 このプロモーション動画は290万再生(2010年3月時点)を突破する人気コンテンツとなり、フィギュアを手掛けるグッドスマイルカンパニーが注目。イラストを1/8スケールのフィギュア化して発売し、人気を集めた。


 

(C)huke/B★RS Project

 その後、2009年夏に、アニメ製作会社のOrdet(オース)がアニメ化を発表。Ordetが「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディングや、「らき☆すた」のオープニングダンスを手掛けたことで知られる山本寛氏が率いる会社である事も注目要因の1つとなった。そして、既報の通り、同年9月30日にはアニメのパイロット版を収めたBlu-ray/DVDが、新録音源を収録するCDと共にグッドスマイルカンパニーから発売されている。

 付加価値を付けたBD/DVDの発売だけでなく、DVDの無料配布や上映イベントなどをで作品に気軽に触れられる環境を作る事で、作品やキャラクターのファンを増やすことを見込んでおり、そこからフィギュアなどの関連商品の販売に繋げる、プロモーション的な側面を持つアニメとなっている。

 

(C)huke/B★RS Project

(2010年 8月 3日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]