ポニーキャニオン、BD/DVD全タイトルにRipGuardを導入
-3年間のライセンス契約。RipGuard採用DVDは10億枚突破
米Rovi Corporation(ロヴィ)は26日、同社の不正リッピング防止技術「RipGuard」とアナログ映像保護技術「ACP」が、ポニーキャニオンが発売する全てのBlu-ray/DVDタイトル採用されることを発表した。
両社のライセンス契約を通じ、ポニーキャニオンは今後3年間にわたりDVDにはRip GuardとACPを、Blu-rayにはACPの技術を導入する。なお、2010年6月販売タイトルから導入されている。
RipGuardは不正なDVDリッピングを防止する技術で、現在の市販DVDビデオで多く採用されるCSS暗号とは異なる方法でDVDやBlu-rayのリッピングを防止する。ACPはDVDビデオなどのデジタル映像メディアで利用するアナログ保護技術で、録画機器への出力時に映像を乱れさせたりすることでコピーが行なえなくなる。
今回の導入にあたり、ポニーキャニオン取締役 第1映像事業本部長 大柳英樹氏は「当社が提供するコンテンツは、マーケットにおいて非常に価値のあるものだと考えている。我々は、当社のコンテンツだけでなくDVDビジネスの価値を守るためにも、強固なコンテンツ保護技術の必要性を認識しており、よって、これらの保護技術を提供しているロヴィ社と提携した」と説明している。
ロヴィ代表取締役社長 西村明高氏は「ポニーキャニオンのDVDにRipGuard技術が採用されたことにより、全世界でRipGuardを採用したDVDが10億枚を超えることになり、大変喜ばしい」とコメントしている。
(2010年 8月 27日)
[AV Watch編集部 古川 敦]