オンキヨー、コンパクトシアターに突き板仕上げ追加

-フロントSPでサラウンド再生。5.1ch拡張も可能


天然突き板仕上げモデル「BASE-V30HDX(D)」

 オンキヨーは、コンパクトサイズのシアターシステム「BASE-V30HDX」に、天然突き板仕上げモデル「BASE-V30HDX(D)」を追加。9月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は従来のピアノ仕上げモデル(B)と同じ75,000円前後。

 BASE-V30HDXは、小型の5.1ch AVアンプとフロントスピーカー/サブウーファで構成するコンパクトなシアターシステム。小型でありながら、HDMI 1.4の3D映像伝送と、ARC(オーディオリターンチャンネル)に対応したことが特徴。3月にピアノ仕上げを発売しているが、新たに天然木の質感を活かしたリアルウッド突き板仕上げのスピーカーモデルが追加される。

 スピーカーの仕上げ以外の仕様は共通。AVアンプは外形寸法205×326×116mm(幅×奥行き×高さ)、重量4.9kgと小型。内蔵デコーダはドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなど、HDオーディオのデコードに対応。サブウーファ用も含む5.1chアンプを搭載しており、出力は30W×5ch(6Ω)+60W(3Ω)。


既発売のピアノ仕上げモデル(B)

 バーチャルサラウンド機能「Theater-Dimentional」を搭載。フロントスピーカーだけで擬似サラウンド再生ができる。また、オプションのスピーカーを追加することで5.1chシステムにも拡張可能。自動スピーカーセットアップ機能「Audyssey 2EQ」も備え、5.1ch時用にサラウンドモードも用意する。ほかにも、グランド電位の安定化技術や独自の「VLSC回路」、小音量時でも微弱な音声信号まで引き出す「オプティマムゲイン・ボリューム」も利用可能。

 フロントスピーカーは8cm径のA-OMFモノコックコーンと、2cmバランスドームツイータによる2ウェイ。サブウーファにアンプは内蔵せず、AVアンプからドライブする。独自のスリット構造を用いたバスレフ機構「エアロアコースティックドライブ」を採用。ウーファユニットは16cm径のA-OMFコーン。

 AVアンプのHDMI入力は3系統、HDMI出力は1系統装備。そのほかの入力は、光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ音声×2。出力はサブウーファプリアウト×1、ヘッドフォン×1。同社製品と連動操作が可能なRI端子も備えている。



(2010年 9月 1日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]