◇ 最新ニュース ◇

2014年10月1日

2014年9月30日

2014年9月29日

【Watch記事検索】

「天空の城ラピュタ」と「となりの山田くん」がBlu-ray化

−各7,140円で12月22日発売。ラピュタは北米版も収録


天空の城ラピュタ
(c)1986 二馬力・G

 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンは、スタジオジブリのアニメ「天空の城ラピュタ」と「ホーホケキョ となりの山田くん」を12月22日にBlu-rayビデオ化する。どちらも1種類のみで、価格は各7,140円。

 どちらのBD版も、制作は「ポニョ」や「ナウシカ」と同じ、ジブリの奥井敦映像部部長と、パナソニックハリウッド研究所の柏木吉一郎所次長が手がけている。


タイトル 仕様 音声 品番 価格
天空の城ラピュタ 片面2層
本編約124分
16:9
MPEG-4 AVC
日本語字幕
英語字幕
フランス語字幕
韓国語字幕
中国語字幕
(繁体字・広東語)
中国語字幕
(繁体字・北京語)
フィンランド語字幕
(1)日本語
 (DTS-HD Master Audio 2.0ch)
(2)フランス語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
(3)ドイツ語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
(4)韓国語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
(5)広東語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
(6)北京語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
VWBS-1189 7,140円
ホーホケキョ となりの山田くん 片面2層
本編約104分
16:9
MPEG-4 AVC
日本語字幕
英語字幕
フランス語字幕
ドイツ語字幕
韓国語字幕
中国語字幕
(繁体字・北京語)
(1)日本語
 (リニアPCMステレオ)
(2)日本語
 (DTS-HD Master Audio 5.1ch)
(3)英語
 (ドルビーデジタル5.1ch)
(4)ドイツ語
 (ドルビーデジタル5.1ch)
(5)韓国語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
(6)北京語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
VWBS-1190 7,140円


ホーホケキョ となりの山田くん
(c)1999 いしいひさいち・畑事務所・GNHB

 「ラピュタ」は、日本語以外にも、フランス語やドイツ語、中国語など、映画が公開された多くの国々の言語を収録。さらに、特典映像として、北米版本編を収録。米国公開にあたり、久石譲氏が新たに音楽を手直ししたものに新曲も交えたもので、英語音声・日本語字幕となる。

 さらに、本編映像とのPinP(子画面表示)で同期再生が可能な絵コンテ、アフレコ台本、ノンテロップのオープニング/エンディング映像、劇場予告編、テレビスポット、プロモーションビデオも収録する。

 「となりの山田くん」にも、英語やドイツ語、中国語など、多くの言語を収録。特典映像として、日本テレビで放送されたメイキング特番(約45分)も収めている。さらに、絵コンテ、アフレコ台本、劇場予告編、テレビスポット、プロモーションビデオも収録する。



 「天空の城ラピュタ」は、「ナウシカ」の成功を受けて設立された、スタジオジブリのオリジナル長編アニメ。宮崎駿が原作・脚本・絵コンテ・監督を担当した冒険活劇で、「ガリバー旅行記」に登場する浮島ラピュタ帝国をヒントに、ある日空から舞い降りた少女シータと、彼女を守る少年パズーの奮闘を、壮大なスケールで描いている。1986年の作品。

 「ホーホケキョ となりの山田くん」は、スタジオジブリとして、セルを使わないフルデジタル処理を初めて採用した作品。いしいひさいちの原作に極めて近い、単純化されたキャラクターとシンプルな背景をあえて採用。しかしながら、高畑勲監督のこだわりにより、デジタルならではの技法も求めて試行錯誤がなされ、作画枚数は17万枚以上に達し、現在でもジブリの長編作品として最大の作画枚数となっている。淡い水彩画タッチで、けなげでありきたりな日常を表現。いい意味での“適当”や“人生を楽に生きる”ことの大切さを描いている。

 なお、両作品のBD化にあたり、スタジオジブリの鈴木プロデューサーから「先輩後輩」と題した文章が発表されている。

先輩後輩
スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサー

 高畑勲と宮崎駿の関係は1963年まで遡る。ふたりは、ある時期まで共同事業者だった。その出会いは東映動画。高畑が27歳、宮崎が22歳だった。作品は、「太陽の王子ホルスの大冒険」。高畑が監督で、この作品が長編のデビュー作。入社したばかりの宮崎が絵を描きまくった。

 その後、ふたりは目的を同じくしてテレビシリーズ「アルプスの少女ハイジ」、「母をたずねて三千里」、「赤毛のアン」などを手がけるが、高畑が演出で宮崎が絵を担当した作品は「赤毛のアン」が最後になった。

 そして、時を経て、ジブリを拠点に、それぞれが監督として別々のテーマで作品を作るようになる。その記念碑的作品が、「となりのトトロ」と「火垂るの墓」。平凡な普通の人の喜怒哀楽を描くのが高畑。一方、宮崎は少年少女を主人公にした冒険活劇ファンタジーが得意だった。

 今回、ブルーレイディスクでリリースされる両作品、それぞれの持ち味をいかんなく発揮した代表作のひとつと言えよう。

 ちなみに、ふたりの関係は、先輩後輩、友人、あるいはライバルとして、2010年の今日まで、およそ47年間、続いている。


(2010年 9月 10日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]