ケンウッド、55,650円の5.1chAVアンプ「RV-7000」
-3D映像伝送/ARC対応。全chディスクリート構成
RV-7000 |
ケンウッドは、3D映像の伝送やARC(オーディオ・リターン・チャンネル)にも対応した5.1chのAVアンプ「RV-7000」を10月中旬に発売する。価格は55,650円。
Ver.1.4aのHDMI入力を4系統、出力を1系統備えたAVアンプ。HDMIは3D映像の伝送に対応するほか、テレビとの接続はHDMIケーブル1本で完結するARCにも対応する。最大出力は150W×5chで、ステレオモード時は定格出力100W×2chで動作する。5ch全てのパワーアンプがディスクリート構成で、動作を安定させるための大型アルミ製ヒートシンクも装備する。
デコーダは「ドルビーTrueHD」、「DTS-HD Master Audio」などのHDオーディオに対応。ステレオ2chアンプを増設することで、7.1chサラウンド再生が可能な「ドルビープロロジックIIx」、フロントハイトスピーカー追加で立体空間を演出する「ドルビープロロジックIIz」へ発展も可能。
音声処理を行なうDSPには信号処理速度を高めた「32bitフローティングポイントDSP」を採用。さらに、表示部の消灯とアナログビデオ回路の停止でパルスノイズの混入を防ぎ、音質を向上させるという「ピュアオーディオモード」も使用できる。
DSPやHDMI端子、マイコン、デジタル入力端子などを同一基板上に配置、信号伝送距離を最短にすることで、伝送ロスを抑えた。また、アナログオーディオ回路と別基板とすることで、相互干渉も抑えている。
電源部はデジタル回路部、表示部、アナログオーディオ回路部、それぞれに巻線を分けた専用電源トランスを採用。デジタル回路部からのノイズ要因が電源ラインを通じてアナログラインへ流れ込むことを抑制し、アナログオーディオ回路における微小信号の再生能力を高めたという。コンデンサには大容量のアルミ電解コンデンサを採用する。フロントパネルはアルミ製。FM/AMチューナも備えている。
HDMIは入力×4、出力×1。そのほかの入力は、コンポジット×3、光デジタル音声×2、同軸デジタル音声×1、アナログ×5。出力はコンポジット×1、サラウンドバック/フロントハイトプリアウト、サブウーファプリアウト、ヘッドフォン。定格消費電力は200W。待機時消費電力は0.5W以下。外形寸法は430×384×159mm(幅×奥行き×高さ)。重量は9kg。
(2010年 10月 12日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]